新種ウイルスも高い精度で検出するThreatSenseテクノロジーを搭載した総合セキュリティ対策ソフト。「ESET Smart Security」は、高いウイルス検出精度と軽快な動作で定評のあるウイルス対策ソフト「NOD32アンチウイルス」の上位製品。「NOD32アンチウイルス」の持つウイルス対策、スパイウェア対策、フィッシング対策の各機能に、パーソナルファイアウォール、迷惑メール対策機能が追加され、パソコンを総合的に保護できるようになっている。
大きな特徴が、定義ファイルにない新種ウイルスに対する検出精度の高さ。「シグネチャ検査」「アドバンスドヒューリスティック」など、6種類の検査方法からなるThreatSenseテクノロジーにより、高い確率で検出する。「アドバンスドヒューリスティック」では、プログラムコードを解析し、メモリ内に作った仮想マシン上で実行することで、新種の脅威も高精度で検出することが可能。ウイルス定義データベースと遺伝子技術により、新種の亜種も防御することができる。
ウィルス対策、スパイウェア対策ではシステムを常時監視し、コンピュータへの書き込みやプログラムの実行が行われるたびに検査する「リアルタイムファイルシステム保護」機能と、すでにコンピュータに悪意あるプログラムが侵入していないかを調べる「コンピュータの検査」機能がある。「コンピュータの検査」は手動で実行できるほか、一定の間隔やイベントごとに自動実行させることもできる。システム全体を検査対象とすることも、ドライブやフォルダを指定して検査することも可能だ。
パーソナルファイアウォールは、
- 通信を自動的に分析する「自動モード」
- ルールにもとづき、ルールにない通信の許可か遮断かを問い合わせる「対話モード」
- ルールにない通信を遮断する「ポリシーベースモード」
の3モードから選択できる。迷惑メール対策では、四つのエンジンによるスパムメール検出と、ブラックリストによる遮断が可能。友人などからのメールが遮断されないよう、ホワイトリストも設定もできる。検出されたスパムメールには、スパムメールであることを示す文字列を付加したり、指定したフォルダに移動させたりすることができる。
操作方法は、初心者にも扱いやすい「標準モード」と、詳細な設定が可能な「詳細モード」から選択できる。標準モードでは、難しい設定をすることなく、ほとんどの機能を自動的に処理させることが可能。詳細モードでは、タスクスケジュールをはじめ、個々の機能について細かな設定ができるようになっている。