文面デザインから住所録管理、印刷まで、はがき作成のすべてを1本で行えるソフト。簡単な操作で美しいはがきを作成できる。「筆まめSelect2008」は、“定番”はがき作成ソフト「筆まめ Ver.18」のダウンロード版にあたるソフト。基本的な機能は「筆まめ Ver.18」とほぼ同等。「Ver.18」から一部割愛されてはいるものの、文面デザイン600点、イラスト4,375点、フォント117書体と、収録されたコンテンツも豊富だ。「2008」では、住所録の入力がソフトウェアキーボードから簡単に行える「住所入力ヘルパー」のほか、ロゴ作成、フォトレタッチ、イラストの色変更などの機能が新たに追加された。
住所録はカード型のデータベース。自宅や会社の住所、電話番号、メールアドレス、敬称、連名の有無、「親類・親族」「友人」「同僚」などの分類に加え、年賀状・暑中見舞いの送受信履歴といった情報も登録できる。印刷時のレイアウトパターンや差出人情報も、カード単位で指定することが可能だ。
入力支援機能では、郵便番号⇔住所の相互変換や、氏名の一部入力による変換候補の表示・選択入力が可能になった。さらに「住所入力ヘルパー」機能が追加され、ソフトウェアキーボードから入力を行い、宛先に必要な情報だけをすばやく入力できるようになった。
文面は、文字やイラスト、画像といったパーツを、ユーザが自由に配置して作成できる。より手軽な方法として、内蔵されたデザインテンプレートをカスタマイズして作る「特急デザイナー」、アンケート形式で作りたい文面を指定できる「はがきオーダーメイド」といった機能も用意されている。
グラフィック機能も充実している。金文字や木目文字、立体文字、変形文字、エンボスやモザイクといった処理を施せる「ロゴ作成」、画像に各種効果や補正を行える「フォトレタッチ」、イラストの色を変更してイメージを変える「イラストの色変更」などの機能がある。「はんこメーカー」を利用して、オリジナルの落款を作ることも可能だ。
そのほかにも、
- 宛名面のプロ書道家監修レイアウトによる自動調整
- 印刷時にインクの使用量を最大1/5に抑えるエコデザイン
など、多彩な機能を備えている。