マップを移動してミニゲームをクリアしてゆくRPG風アクションゲーム。英単語の習得や算数などの学習問題も楽しくプレイできる。「ネコちゃん三銃士 -学と遊-」は、遊びながら英語や計算、タッチタイピングなどを学習できるるRPG風アクションゲーム。ゲームの舞台は、ネコたちが平和に暮らす「ネコちゃんキングダム」。かつては皇帝の独裁政治に苦しめられた帝国であったが、初代国王が「三銃士」や「女神セレニャ」とともに起こした革命で、現在のような平和な王国を建国した。女神セレニャは「ピースキャッツアイ」と呼ばれる宝石に悪を封じ込めて国王に託す。「ピースキャッツアイ」は、王家の秘宝として代々大切に守られ、不思議な力で「ネコちゃんキングダム」の平和を保っていた。
ところがある日、「悪魔の三銃士」と名乗るなぞのネコ集団に「ピースキャッツアイ」が盗まれてしまい、不思議な力を失った王国では、奇妙な現象が起こり出す。主人公「ダルタミャー」は国王の命により、「ピースキャッツアイ」の奪還の旅に出ることになる。ダルタミャーの最初の目的は、勇者の子孫「ナポレニャン」と「ミャーヌダルク」の二人を仲間にすること。果たしてダルタミャーは、二人を仲間として秘宝を見つけ出すことができるか……?
ゲームは、マップとバトルの二つの画面で構成されている。プレイヤーは、スゴロクに似たマップ画面で次の行き先を選択。選択先のポイントに到着するとストーリーが進み、バトルが開始する。
バトルの内容は、小学生レベルの算数問題をもとにした算数バトルや、中学生レベルの英語をもとに戦う単語バトルなど、学びながら遊べるものが多い。算数バトルは、自分の攻撃ターンで4種類の計算式から好きな式を選択し、次に現れる四つ答えから正解を選ぶ。このとき、選んだ解答が正解ならば敵にダメージを与えられる。一方、敵の攻撃ターンでは敵が計算式を出してくるので、四つの答えから正解を選べばよい。正答すれば敵の攻撃を回避できる。
英単語バトルも、ルールは算数バトルに似ている。出題される英単語からひとつを選択し、次にその単語の日本語訳を選べばよい。
そのほかにも、表示された英単語をキーボードでタイプするタイピングゲームや、記憶力が必要になる神経衰弱ゲーム、多くの画像から目的の画像を探し出すキャラクタ探しゲーム、矢の高さや強さを選択してりんごを打ち落とすアクションゲームなど、さまざまなゲームをプレイできる。なかには「あっちむいてホイ」やポーカーゲームなど、運次第のゲームも用意されている。
王国内の共通通貨は「MYAN」。バトルにより手に入れることができ、店でアイテムを購入できる。アイテムには、体力や攻撃力をアップするチョコなどの回復・強化アイテムや、バトル時に1回で与えられるダメージを大きくすることができる武器などがある。
ゲームの途中では、ネコたちが使える魔法「ミャジック」を手に入れることができる。ミャジックを得るには、あるバトルをクリアして、手に入れたポイントで購入する必要がある。ミャジックは通常の魔法と違い、習得しても一度使うと消えてしまうので、使うタイミングはじっくりと考えたい。
楽しみながら算数や英語、タイピングといった学習が可能なエデュケーションソフト。算数などは小学生レベルながら、大人でもちょっとした頭の体操として利用できる。ポーカーや神経衰弱といった学習以外のミニゲームも多彩に用意されているため、飽きずにプレイできるだろう。
生真面目な主人公やちょっと強気な少女ミャーヌダルク、お調子者のナポレニャンたちのやりとりや宝石の行方、そしてちょっとドジで憎めない悪魔の三銃士たちのドタバタ劇など、ミニゲームだけでなくストーリーも楽しめる。