地球連邦軍またはジオン公国軍の一部隊を率いて、ガンダム“一年戦争”の戦いに参加する多人数参加型インターネット専用シミュレーションゲーム。オンラインゲームではあるが、1日10分程度のプレイで楽しめる。「GNO2(ガンダムネットワークオペレーション2)」は、“一年戦争”の世界を舞台に、プレイヤーが部隊長となってオリジナルの部隊を指揮する、多人数参加型のシミュレーションゲーム。部隊を編成して育成しながら、“一年戦争”のすべてを3ヵ月で体験することができる。
ゲームの開始に先立ってプレイヤーが行うべきことは、所属する軍の決定と部隊作成。所属は「地球連邦軍(E.F.S.F)」と「ジオン公国軍(ZEON)」のどちらかを選ぶことができる。部隊作成では、自分の分身となる部隊長と、5人の部下の外見と名前を自由に設定することが可能(ただし、名前に使用できるのは全角カタカナ、全角英字、“・”。外見(フェイス)は、数多く用意されているイラストの中から一つを選び、“COLOR”と“TYPE”を変更して調整することができる)。
次に、サーバにログインして部隊の「編成」を行う。戦闘に先立って最低限必要なのは、部隊に配備された兵器(ユニット)の中から、使用するものを編成ヘクス上に配置してフォーメーションを決定することと、各ユニットのパイロットを決定すること。各ユニットには搭載値が設定されており、出撃させるユニットの搭載値の合計が旗艦の搭載量を超えることはできない(重量級のユニットばかりで編成すると出撃できる機体数が減り、軽量級のユニットを多くすると出撃可能な機体数が若干増える)。
準備が整ったらいよいよ戦闘だ。マップを開いて出撃するエリアを選び、「移動」する。各エリアには5種類の戦闘区域(「最後方」「後方」「通常」「前線」「最前線」)があり、それぞれ敵の強さが異なる。いきなり「前線」や「最前線」などに行ったりせず、最初は「最後方」あたりで経験値を稼いだ方がよい。エリアは、「地上」と「宇宙」を切り替えられることが可能で、特に制限はなく地上エリアと宇宙エリアを行き来できるようになっている。
移動が完了し、敵と遭遇すると戦闘が開始される。戦闘の模様は、フル3Dまたは2Dの簡易表示で眺めることができる。戦闘そのものは完全自動で行われ、プレイヤーが直接関与することはできない。その代わりプレイヤーは、「編成」の中の「訓練」や「戦術」を設定することでパイロットを育成したり、その役割を詳細に指定したりすることができる。
「訓練」では、「自動育成モード」を指定して「アタッカー」「ディフェンダー」「ガンナー」「ニュータイプ」など、7タイプのうちからひとつを選んだり、「通常」を指定して、獲得させるスキルを手動で細かく選んだりすることができる。
「戦術」では、各キャラごとに「攻撃重視」や「防御重視」などの方針をはじめ、「攻撃対象」「攻撃武器」「攻撃距離」などを設定したり、搭乗している機体の武装の選択や機体色の変更、各種パラメータのカスタマイズなどが行ったりできる。また部隊長に限り、各部隊員に対する「遅延指示」や「攻防変化」、部隊全体に対する「方向指示」といった部隊指示も行える。
ゲーム開始時点で部隊に配備されるユニットは選択することができないが(初期配備されるユニットの内容はサーバによって変化する)、戦闘を重ねて補給ポイントを稼ぐことで、部隊に新たなユニットを補給してもらえるようになる。用意されたユニットは、1stガンダムに登場した機体だけでなく、他のシリーズ作品やゲーム、プラモデルなどに出てきた機体、補給時に指定したパイロットのみが登場できる「専用機」など、多種多彩だ。
単独、単発での戦闘を繰り返すだけでなく、3部隊合同で行う「任務」に参加することも可能。友軍のプレイヤーと情報交換をし、戦略・戦術を相談しながら戦闘を楽しむことができる。任務は「達成条件」または「失敗条件」に達するか、「達成期限」をオーバーするまで継続する。任務の中には、敵の限定生産機を取得できる「特殊任務」もある。なお、自キャラの階級を上げるには、任務に参加して戦功ポイントを獲得する必要がある。
そのほか、機体の「トレード」、機体やポイントが獲得できるクールごとの「ランキング」、次に開発される機体はどれがいいかを決定する「投票」に参加することもできるなど、オンラインゲームならではの遊び心が満載。チームメンバーやフレンド登録したプレイヤーと(ゲームにログインすることなく)コミュニケーションを図れる「GNO2メッセンジャー」も用意されている。