デジカメ写真の整理・鑑賞を快適するためのさまざまな機能が搭載された画像管理ソフト。「PhotoMaster 2」は、「デジカメ写真の効率的な管理」と「多彩な表示機能」が特徴の画像管理ソフト。カメラから取り込んだ画像を日付別やカメラ別で自動的に整理してくれる。さらに、Exif情報やヒストグラムの表示、写真の比較やグループ分け、同一シーンの複数枚から1枚を選択するための絞り込みなど、多彩な機能を備える。フィルタ加工して写真を表示させることも可能だ。
画像は「ライブラリ」として管理される。あらかじめ作成しておいたライブラリに画像を取り込むと、使用したカメラや撮影日に応じて自動的にフォルダが作成され、画像がコピーされる(このとき撮影日時にもとづいたファイル名にリネームされる)。ライブラリのフォルダ構造は、エクスプローラ風のツリー形式で表示される。カメラや撮影日をもとにツリーをたどれば、簡単に目的の画像を探し出せる仕組み。
画像の表示モードは「整理」「詳細」「鑑賞」の3種類が用意されている。「整理」では、カメラの機種別や撮影日別に画像が分類され、サムネイル表示される。大量の画像の中から選択したものだけを絞り込んで表示させたり、グループ番号(1〜5)を割り当てて、特定グループの画像だけ表示させたりといったことが行える。
「詳細」では、選択した画像のExif情報やヒストグラムなどが表示される。ヒストグラムは輝度情報だけでなく、RGBそれぞれの分布や色相・彩度なども参照できる。画像をマウスでポイントすると、その部分がヒストグラム上でどこに位置するかもわかる。ビューアでは、選択中の画像を閲覧できるだけでなく、同じフォルダ内の前後の画像や、直前に選択していた画像と並べて比較表示することができる。明るさや彩度などの調整を加えた上で画像を表示したり、白とびや黒つぶれを起こしている部分や適正露出の部分などを画像上で強調表示する機能もある。
「鑑賞」は、画像をフルスクリーンで表示するモード。スライドショウで画像を閲覧することもできる。ヒストグラム表示や画像調整など、「詳細」モード同様の操作を行うことも可能。ウィンドウ下部にはExif情報の中でも特に重要なものが抜粋表示される。
いずれの表示モードでも、画像の縦横比を変更したり、フィルタ処理を加えて表示したりすることが可能。処理はオリジナルの画像ファイルに対して行われるわけではないので、いつでも元の状態に戻すことができる。縦横比は6:6/7:6/4:3/3:2/16:9/3:1から選べる。フィルタ処理には、自動補正、モノクロ、セピア、油絵、拡散、浮き彫りなど、9種類が用意されている。
そのほか、画像の書き出しや印刷、外部アプリケーションの起動、タイムスタンプの修正などの機能がある。画像を保護して削除できないようにすることも可能だ。