隠された遺産を求めて、廃墟と化した豪邸の謎を解き明かすアドベンチャーゲーム。「Treasure Search」は、さまざまな謎を解いてゆくアドベンチャーゲーム。アクションや偶然による要素はなく、物語を進めるためには、純粋にプレイヤー自身の思考力と直感が求められる。
ゲームの主役は「サラ」「エリザベス」という二人の女性と、お供(?)の猫1匹。舞台は、誰も住んでいない豪邸だ。豪邸は、数年前に起きた大地震によって半壊し、現在では廃墟と化してしまっている。二人は、この豪邸に住んでいた人物の遺族の依頼により、豪邸のどこかに隠されているらしい莫大な遺産を見つけ出すことになる。ただし、遺産にたどり着くためには、屋敷の主が張り巡らせた巧妙で複雑な仕掛けを解く必要があるという。
ゲームシステムには「吉里吉里2/KAG」が使われている。操作はマウス、キーボード、ゲームパッドのいずれでも可能(ただし、画面全体をくまなく調べる操作が中心となるため、マウス以外での操作はあまりお勧めできない)。
基本となる画面は「移動画面」。移動画面では、画面下部に表示されている矢印をクリックすることで、屋敷の中をあちこち移動できる。気になる場所を見つけたら、画面右上の探索アイコン(虫眼鏡)をクリックして「探索モード」に入る。探索モードでは画面内のあらゆる場所をクリックして調べることが可能。クリックした場所によってはイベントが発生したり、アイテムを入手したりできる。
入手したアイテムの確認は「アイテム画面」で行う。探索モードの画面右上に表示されているアイテムアイコン(鞄)をクリックするとアイテム画面に移る。各アイテムの詳しい情報を見たり、アイテムの装備設定を切り替えたりできる。装備できるアイテム数は最大三つ。特定のアイテムを装備した状態で調べると、それまでとは違う反応を示す場所も多い。何かアイテムを入手したらとりあえず装備してみるのがよいだろう。
屋敷の中をくまなく調査するうちに、何のことを意味しているのかまったくわからない文章が書かれた「メモ」や、どうやって解けばよいのかさっぱりわからないパズルなどがいくつも見つかる。直感を働かせて、どのメモがどのパズルに対するヒントなのか察知し、メモの文章を手がかりにしてパズルの答えを導き出す必要がある。
パズルの中には、ノーヒントまたはひとつのヒントで解けるものもあれば、屋敷中に散らばったいくつものメモとアイテムを組み合わせなければ解くことのできない複雑なものもある。パズルを解く順番のようなものは特になく、解けそうなものからチャレンジしてかまわない。万が一失敗しても、アイテムが失われて解けなくなるといったようなペナルティはないので安心だ。なお、パズルによっては「音」もヒントの一部になることがある。サウンドはONのままプレイすることをお勧めする。