リアルなグラフィックが印象的な本格将棋ソフト。駒を自由に配置する「盤面編集」、対局途中でプレイヤーとCPU(コンピュータ)の手番を入れ替える「盤面反転」などの機能を備える。「将棋Z」は、CPUを相手に対局が行える将棋ソフト。美しいグラフィックで描かれる白木の将棋盤、木目の駒台、青畳の背景と、駒を動かすアクション(マウスによるドラッグ&ドロップ)や、駒を指すときの「ピシッ」というサウンドなどにより、リアルな感覚で対局に集中できる。
対局では、CPUの棋力レベルを3段階で切り替えられる。対局の模様はリアルタイムで棋譜に記録される。記録された棋譜をあとで再生し、自分の手筋や対局の流れをあとからじっくりと検討できる。計時機能もあり、双方の使用時間(手番ごと/累計)もあわせて記録される。対戦開始後に中断する(時計を止める)機能はないが、いったん「投了」したあとに、同じ局面から再開することは可能だ。
普通に対局するモードのほか、両方の手番をユーザ自身が指しながら棋譜を記録する「棋譜入力」モードもある。入力時には「先手/後手」と「盤面の向き」を指定できる。
「盤面編集」機能を使えば、盤面に駒を自由に配置することも可能。
- 「駒一覧」パネルから駒をドラッグ&ドロップして盤面上に配置
- 専用の入力パネルで「駒の種類」と「配置位置」を書式に従って入力
の二通りの方法で配置できる。新聞・書籍に掲載された局面などを再現することも可能で、戦略を研究したり、特定局面の続きをCPUと戦ったりできる。最短で詰む経路を探してくれる「詰将棋」機能もある。そのほか、ユニークな機能として「盤面反転」がある。対局の途中でいったん投了し、自分とCPUの手番や持ち駒をまるごと入れ替えた状態で対局を再開できる。