制作の動機となった「それ」との出合い
仕事の帰りに職場のメンバーと、ある雑貨屋に寄ったのがすべてのはじまり……。店内を見渡すとそこには一際目立つ「それ」がありました。哀愁漂うスレンダーとは言い切れない「それ」を、あろうことかメンバーのひとりが強く触ってしまったのです。店内に響き渡る「それ」の絶叫。
気が付くと「それ」とともに店を出ていました。そのとき決心しました。「コイツをモチーフにゲームを作ろう」と……。
制作中の苦労
音楽以外、すべてひとりで作るというのは大変です。いままでは音楽も自分で作っていたのですが、今回は幸運にもハイセンスなコンポーザに恵まれ、メタルワールド炸裂のゲームに仕上がりました。
また、「RPGツクールXP」は処理が非常に重いのが難点です。私の場合、RGSSを使わずに(使えないだけですが)変わったことができないか、それを念頭に制作しています。そのため、通常では滅多に使わないような処理をさせると明らかに処理落ちが目立ってしまいます。推奨スペックを上回るパソコンをお使いの方にはあまり関係のないことかもしれませんが、これはツクールの仕様上どうしようもなさそうなので、仕様ということでお願いします。(T_T)
グラフィック
普段はドット絵を使っているのですがドット絵は時間がかかってしまうため、今回は時間のかからない3D CGで作ってみました。特にロード画面の焼き鶏は3Dならではのアニメーションです。ドット絵で描いてたら3日以上必要かもしれません。プレイヤーキャラは制作者自身の趣味です。ただウェイトレスの絵を描きたかっただけで、男キャラはオマケ……というのは秘密です。
「Shooting Chicken」を彩るBGM
2007年某日。年が明け、正月気分が抜けず、のほほんとすごしていた私のもとにリーダーであるkohei氏より脅迫にも似た依頼が届きました。「とりあえず、めちゃめちゃ激しい曲作って。速攻で。あ、曲数は5曲ね」。作業時間も少なく、その場の勢いで作ったため、粗い個所は多々ありますが、テンションの高い音楽を作ることができたと思っています。また、録音したのはいいけど、使われることなくパソコンの中に埋もれていた私の叫び声が日の目を浴びたことは、とてもうれしかったです。(コンポーザ:Yamamoto)
今後のバージョンアップ予定
片手間で作ったゲームなので、バージョンアップの予定はありません。致命的なバグもおそらくないと思います。もし何かあった場合は鶏に免じてお許しを……。
最後に
もし気になって遊んでいただけたら、そしてスコアアタックモードで凄いスコアを出したら、説明書の最後に書いてあるランキングに参加してみてください。そして、制作中のアクションRPGにも、ちょっとでもいいので興味を持っていただけたら幸いです。
(コウヘ〜)