最新の変換エンジン「ATOKハイブリッドコア」を搭載し、変換精度がさらに向上した、“定番”日本語入力システムの新バージョン。「ATOK」は、正しい日本語を効率的に入力できることで定評のある日本語入力システム。新バージョン「2007」では、変換エンジンに「ATOKハイブリッドコア」を搭載し、変換精度がより一層向上した。Windows Vistaにも対応。インタフェースの見直しが図られて見やすくなったほか、JIS X 0213:2004対応のフォントも候補ウィンドウから選べるようになった。校正支援機能の強化なども図られている。
入力機能では、充実した辞書により、ビジネスや株式などの専門用語、人名・地名、方言を含む話し言葉、文語などを幅広くカバーする。新バージョンでは「乗換案内 駅名変換辞書 for ATOK」が追加され、全国の駅名をすばやく変換できるようになった。駅名変換辞書では、駅周辺地図や同一路線駅の表示も可能だ。
さらに、先頭の文字が入力されると変換候補を推測して表示する機能、前後の文節から変換候補を入れ替える機能なども搭載。効率的な変換を可能にしている。日付の入力支援機能もある。「昨日」「来月」「土曜」といったキーワードから日付を入力することができる。新機能の日付入力パレットからは、さまざまな形式の日付をカレンダーから入力できるようになった。
“正しい日本語”“美しい日本語”を書くための支援機能を備えている点も大きな特徴。「ら抜き表現」「さ入れ表現」「二重敬語」「慣用句・ことわざの誤り」「助詞の連続」「わかりにくい否定表現」などを指摘してくれる。「です・ます調」「だ・である調」の文体統一も可能。「よく似た同音語」を指摘する機能も新たに加わった。
そのほかにも、お気に入り文書や定型文の入力、郵便番号検索、指定文字列を含むファイルの検索、電子辞典との連携などの機能を備える。通常版のほかに、「会社四季報 企業名変換辞書 for ATOK」「明鏡国語辞典」「ジーニアス英和/和英辞典 /R.2」といった辞書・辞典(「プレミアム辞書・辞典パック」と同等)を含むプレミアム版もある。