不要ファイルの削除や設定の最適化によって、Windowsが本来持っている処理速度を引き出す“総合パソコン快適化”ユーティリティ。「SuperXP Utilities Pro 5」は、Windowsパソコンの性能を引き出すためのさまざまなツールを備えたユーティリティ。パソコンを使い続けるうちに蓄積される不要なファイルを削除したり、各種設定を最適化したりすることで、パソコンが本来持っているパフォーマンスを発揮させることができる。「SuperXP Utilities Pro」シリーズの新バージョンで、前バージョンから多数の機能追加・強化が図られている。
機能は大きく分けて、
- 全自動クリーナー
- クリーナープラス
- パフォーマンスアップ
- パワーユーティリティ
の四つ。「全自動クリーナー」では、ハードディスクのテンポラリファイルやごみ箱の内容、Cookie、無効なレジストリなどを、ボタンひとつで検索して一括削除できる。Windowsの起動直後やシャットダウン直前に自動でクリーナーを実行する「クリーナースケジュール」機能、削除したデータを復元するUndo機能も備えている。「クリーナープラス」は、不要なデータを個別に削除できる機能。対象となるのは、ファイル、ショートカット、Webブラウザのキャッシュ・履歴データ、レジストリ情報など。削除したいデータのタイプは、ユーザが選択できる。ファイルやショートカットの削除では、対象ドライブを指定することが可能。Webブラウザ関連のクリーニングでは、Internet Explorerだけでなく、インストールされている他のブラウザを指定することもできる。
「パフォーマンスアップ」は、Windowsの設定を最適化してパフォーマンスを向上させる機能。スタートアップやサービスを個別に停止することで、Windows起動時の負荷を軽減できる。そのほか、ネットワークの設定を高速化する「ブロードバンド最適化」、レジストリの断片化・肥大化を解消する「レジストリの再構成」、デフラグを自動的に行う「デフラグのスケジュール実行」などの機能がある。
「パワーユーティリティ」は、パソコンの環境チェックやバックアップを行うもの。環境チェックでは、「CPU/メモリの使用率表示」「メモリのクリーニング」「ハードディスク診断」「パソコン全体のシステム情報表示」などを行える。バックアップでは「マイ ドキュメント」「IEのお気に入り」「Outlook Expressのメール/アドレス帳」「iPod内の音楽データ」などを保存できる。
そのほかにも、
- 「全自動クリーナー」でクリーニングするドライブや対象ファイルの指定
- レジストリ情報の削除での対象項目の指定
- 「ハードディスク診断」でチェックする項目の指定
- 「ハードディスク診断」で各ディスクの使用開始日の登録
などが可能だ。新バージョン「5」で追加された機能は「Windowsのサービスプログラムの停止・開始」「IEの『お気に入り』に登録されたURLのチェック、削除・編集」「バックアップのスケジュール実行」など、5項目。さらに7項目の機能強化が図られている。