多彩な機能を搭載した電卓ソフト。一般的な四則演算はもちろん、税込・税抜き計算、関数計算、履歴計算など、さまざまな計算を行える。「M電卓」は、他の作業の邪魔にならないコンパクトサイズの電卓ソフト。15桁までの計算に対応する。メイン画面は実際の電卓を模したオーソドックスなデザイン。ただし、ボタンや数値表示部のフォント、サイズを変更できたり、「電卓スタイル」を変更できたりと、カスタマイズ性は高い。
選択できる「電卓スタイル」は、
- 普通電卓:数字・四則計算・メモリ計算・税計算のボタンを持つ
- 関数電卓:普通電卓に加え、関数ボタンが表示される
- ボタンなし 9桁電卓
- ボタンなし 15桁電卓
の4種類。「ボタンなし」では、ボタン類をすべて隠し、数値だけが表示される。桁区切りは、一般的な「3桁区切り」か「万億兆で4桁(漢字)区切り」のいずれか(または区切りなし)から選べる。「ボタンなし」の場合、計算操作はキーボードから行う。各電卓ボタンにはあらかじめショートカットキーが割り当てられている。キー割り当てはもちろんカスタマイズすることが可能。画面上にボタン表示がなくても、十分に電卓として使用できる。
計算機能は極めて豊富だ。四則演算、平方根、n乗といった通常計算はもちろん、粗利から販売価格を求める「粗利計算」や、税込・税抜き価格をすばやく計算できる機能もある。関数機能としては、階乗、三角関数、対数、逆関数、双曲線関数、順列/組み合わせ計算などが用意されている。
「日付・時間計算」も行える。日付同士、日付と時間、時間同士の加算・減算が可能だ。そのほかにも、元金・年利・返済期間を指定して返済額や利息合計を計算する「ローン計算機」、計算結果を16進数表示できる「16進計算機」、さまざまな単位を相互変換できる「単位変換」などの機能がある。
「計算履歴」機能もあり、どのような計算を行ったかがひと目でわかる。これまでの計算結果の合計、平均、標準偏差、最大/最小、標本数を確認することも可能だ。
Ver.3.50では、「画面端にくっつく」機能が追加された。画面をデスクトップ端に移動させると、吸い寄せられるような動き(スナップ)をする。