次世代ディスク「BDディスク」に対応した統合型ライティングソフト。動画編集やDVDオーサリングなどのマルチメディア機能も豊富に備えている。「ROXIO EASY MEDIA CREATOR」は、使いやすいインタフェースで定評のある統合型CD/DVDライティングソフト。CD/DVDライティングに加え、動画編集、DVDオーサリング、レーベル面の書き込みなど、多彩な機能が用意されている。新バージョン「9」では、Blu-rayドライブに対応。2層メディアにも対応し、書き込み型Blu-rayドライブと組み合わせることで、1層時25GB、2層時で50GBという大容量データディスクを作成できるようになった。ライトワンスのBD-R、書き換え型のBD-REのいずれも利用できる。
動画編集機能では、新たにハイビジョン(HD)画質の編集に対応。ハイビジョンビデオカメラなどから、HDV形式の動画をデジタルのままで取り込んで編集できる。使用できるトラック数は最大で32(10トラックのオーバレイを含む)。ひとつのクリップから複数の区間を一気に取り除く、マルチトリム編集も行える。HD編集時の最終出力はMPEG2-HD、DivX HD、H.264/MPEG-4 AVCの各形式に対応。SD解像度の場合はAVI/MPEG/MPEG-4/WMV/3GPPでのエンコード出力も行える。
DVDオーサリング機能では、メニュー付きDVDやワイド形式のDVDを作成できる。DVD-VR形式のディスクから動画を取り込み、DVD-Video形式のDVDに変換する機能もある。「Fit-to-DVD」機能により、長時間の動画を1枚のDVDにちょうど収まるよう書き込んだり、2層DVDの内容を1層DVDに複製したりできる。さらに、新たに搭載されたハイビジョン編集機能、BDライティング機能を組み合わせることで、BDAV形式による“ハイビジョン動画Blu-rayディスク”を作成することも可能だ。
音楽CD/DVDも作成できる。インターネットラジオやストリーミング音楽の録音、音楽ファイルの自動検索、プレイリストの作成なども可能だ。自動シャッフル機能付きの、最大50時間再生可能な音楽DVDを作成することもできる。
レーベル面の書き込み機能「LightScribe」「Labelflash」を持つドライブにも対応する。専用のデザインソフトを使えば、プリンタを使わずにメディアのレーベル面を印刷できる。
そのほかにも、
- ネットワーク内のUPnPデバイスにアクセスしてコンテンツを再生
- ネットワーク経由で画像を共有
- 暗号化とパスワード機能を備えたファイルのバックアップ
- ブート可能CD/DVDの作成
- 仮想CD/DVDドライブ機能
- DVDプレイヤー
パソコンでマルチメディアを扱うための数多くの機能を備えている。