“デザインにこだわった”ブラウザ。マウスジェスチャやRSSリーダなど、便利な機能を搭載する。「お気に入り」をそのまま使えるなど、Internet Explorerからの乗り換えも簡単。「Grani」は、IEコンポーネントを利用したシンプルなブラウザ。“定番”タブブラウザ「Sleipnir」から上級者向けの機能を省き、扱いやすさがより重視されている。“初心者向け”という位置付けだが、検索バーやマウスジェスチャなど、Webブラウジングを快適にする機能もぬかりなく備えている。
メイン画面は、シルバーを基調にしたおシャレなデザイン。メニューやツールバーの構成は基本的にIEに準じたものだが、独自機能として(「Sleipnir」にもある)「検索バー」を搭載する。「Google」「Yahoo!オークション」「辞書」などの多彩な検索を、ブラウザ上からすばやく行うことができる。
ページ内文字列を簡単に検索できる「SmartSearch」機能もある。検索したい文字列を選択状態にすると文字の下にアイコンが現れ、アイコンのクリックで、「Google」「辞書」「Wikipedia」「住所から地図を探す」などの検索を実行できる。
複数ページを開いているときのページ切り替えは、対象のタブをクリックするか、タブ部分でのマウスホイールで行える。ページをサムネイル表示する「サムネイルタブ」機能もあり、デザインから確認した上で、ページを切り替えられる。
セキュリティ関連機能としては、セキュリティ重視の「セキュアモード」と、安全なページを見るときの「フルアクセスモード」が用意され、ワンタッチで切り替えられる。「フルアクセスモード」でもウイルスやトロイの木馬、スパイウェアの侵入経路となりやすい「ActiveXのダウンロード」は、初期状態で無効に設定されている。各モードでの動作は、ユーザ自身で設定できる。
RSSリーダ「Headline-Reader」のプラグイン版が統合されており、RSSリーダとしても利用できる。マウスの右ドラッグで「戻る」「進む」といった操作を行える「マウスジェスチャ」機能も備えている。