どんな願いも叶えるという幻の花を探して冒険する、元護衛隊長の物語。「リカモーネ」は、どんな願いも叶えるという幻の花「リカモーネ」を巡る物語が描かれたファンタジーRPG。主人公は、かつて某国の皇女の護衛隊長をしていた青年「ランダー」。とある事情により、洋服店のひとり娘「ココリ」の護衛をするランダーはある日、リカモーネが必要になったココリとともに、リカモーネの発祥地と噂される「サンランド」に赴く。だが、リカモーネを探して「とある場所」に行って生還した者は、誰一人としていないという……。
ゲームは、サンランドのホテルからはじまる。ホテルで地図を手に入れると、外に出てサンランド大陸内を移動できるようになる。ただし、マップ上にある城、街、遺跡、店などの場所に入るには、あらかじめ当該施設の「情報」を入手することが必要。例えば、マップ上に城のアイコンがあっても、住民などから「○○に城があるらしい」などの情報を手に入れていないと、中には入れない。リカモーネの正確な情報を得るには、まず近隣の住民などから話を聞く必要がある。
ゲームの目的は、「リカモーネ」を手に入れること。とはいえ、リカモーネが存在する「マウント・リカモニア」の場所は、ゲーム開始後すぐにわかる。この情報をもとにマウント・リカモニアへ行き、リカモーネを守る敵を倒せば、すくにエンディングを迎えられる。ただし、これではリカモーネが突然、サンランド大陸に現れた理由や、過去にリカモーネを探していた冒険者たちが失踪した原因などは解明されないまま残る。
「リカモーネ」には複数のエンディングが用意されており、真のエンディングにたどり着くには、さまざまな障害を乗り越えなければならない。真のエンディングを阻む存在が、マウント・リカモニアに存在する数多くの「封印」だ。封印に触れると、強制的に偽のリカモーネの場所まで飛ばされてしまう。封印を解除するには、ゲーム内で特定のイベントをクリアする必要がある。封印をひとつ解除するごとに、マウント・リカモニアの本物の奥地に進めるようになる。
エンディングは、イベントを進めた度合いによって分岐する。一度クリアしたエンディングは、ホテルのボーイに話しかけると「称号」として確認できる。
遺跡などのダンジョンでは、敵「モンストゥ」との戦いが発生することもある。戦闘は、主人公を含めた最大3人のパーティによる、半リアルタイムアクティブバトル形式。戦闘がはじまると画面にはパーティのキャラ名やステータスが表示される。戦闘中、リアルタイムにたまる「AG」ゲージが満タンになったキャラから行動を起こせる仕組み。(ターン制ではないので)場合によって同じキャラが2回続けて行動を起こすこともある。
各キャラには、個性的な特殊行動が振り分けられている。例えば、ランダーは通常攻撃と必殺技のほか、敵から「逃げる」というコマンドを利用できる。ココリは通常攻撃のほか「アイテムを使う」ことが可能だ。ランダーとココリの二人でパーティを組んでいるときにランダーが行動不能になると、パーティは敵から逃げられない。一方、ココリが行動不能になると、回復アイテムが利用できないため、戦闘中の回復が難しくなる。戦闘では、各キャラの持つ特殊行動をよく考える必要がある。
戦いで強い味方になってくれるのが「サフィ石片」。石片は、フィールドに隠されていたり、ゲーム内のキャラからもらったりすることができる。石片を装備すると、攻撃力アップやクリティカル発生度アップなどの効果が現れる。キャラひとりにつき、サフィ石片を最大二つまで装備できる。
石片を成長させることも可能。装備用スロットとは別に、「成長させる」ためのスロットも各キャラにひとつずつ用意されている。成長用のスロットに装備した石片は効果を発動しないが、モンストゥと戦って経験値を取得することで、石片の「レベル」を上げられる。