「お天気アニメーター」は、気象庁のWebサイトなどから天気図や気象衛星画像などの静止気象画像を取得して、時系列順に連続表示するソフト。取得した静止気象画像はキャッシュフォルダに保存・蓄積され、あとからいつでもアニメーションを閲覧することが可能。表示できる画像は、

• 日本域の赤外衛星画像
• 日本域の水蒸気衛星画像
• 日本域の赤外衛星画像
• 全球赤外衛星画像
• アメダス降水量
• アメダス気温
• 天気図
• 全球水蒸気衛星画像

メモリにロードする画像は、3日分/1週間分/2週間分/1ヵ月分から指定できる。1ヵ月を超えるアニメーションを表示する場合は、メモリを逼迫させないよう、すべてハードディスクから読み込まれる。

「お天気アニメーター」を使えば、誰でも簡単に気象の変化を目にすることができる。試しに、いま接近中の台風の画像をダウンロードしてみると、くっきり目のある雲の塊がひたひたと近づいてくる様子が一目瞭然。天気図をアニメーションさせると、天気が西から変化していく様子を目で見て納得できる。刻々と変わる雲の様子などを見ていると「週末は天気が崩れそうだから洗濯は早めにしておこう」などという気になる。天候の変化がひと目でわかり、より気象情報が身近に感じられるソフトだ。

タスクトレイに常駐させている間も、画像データは更新される。ダウンロードした静止気象画像はローカルに残しておけるので、過去の気象情報を確認したいときにも役立つ。

開発に苦労した点
最初、IEコンポーネントを利用して手間をかけずにお手軽に作ってしまおうという考えではじめました。しかし、作りはじめてみると細かな点でいろいろ問題に引っかかってしまって、それを調べるのが大変でした。

ユーザにお勧めする使い方
とにかくシンプルに、簡単な操作で使用できるようにしています。ビデオの操作ができるのであれば、小さなお子さまでも直感的に操作できると思います。お天気の学習や研究などにご活用ください。

「水蒸気衛星画像」では、煙が渦巻くような複雑な大気の流れを目にできます。この画像を見ると「天気予報が当たらない」と言っている方も、天気を予報することがいかに大変か、何となくわかり、妙に納得してしまうことでしょう。

「全球赤外衛星画像」は、（思い込めば）まるで宇宙から地球を眺めているような錯覚になります。仕事で疲れたときにボンヤリ眺めるのもいいかもしれません。

今後のバージョンアップ予定
「お天気アニメーター」は、実はWebブラウザなんです（笑）。なので、もう少し「らしく」したいなと思っています。

非常にシンプルなソフトなのですが、予想に反して多くのユーザの方にご意見やご要望をいただいています。しかし、力足らずでなかなか実現できていません。徐々にではありますが、ご要望いただいた点については改良し続けてゆきたいと考えております。なお、このソフトは「まったり」作っていますので、気長にお待ちいただけると幸いです。