切り抜いたデスクトップ画面の一部を、付箋紙ソフトのように最前面表示できるユーティリティ。「Rapture」は、デスクトップ上の指定範囲をキャプチャし、最前面に表示させておくためのソフト。切り抜いた画面を透明化したり、拡大・縮小表示したりすることも可能。あとから文字や線を書き込むこともできる。
起動すると、マウスポインタが“おにぎり”マークに変わる。この状態で取り込みたい範囲を指定すると、指定範囲が別ウィンドウに表示される。ウィンドウはいくつでも同時に表示させておくことが可能。ウィンドウをダブルクリックすると、一時的に隠すことができる。キャプチャ画像が表示されるウィンドウは、タイトルバーだけのシンプルなもの。各種機能を使う場合は、ウィンドウを右クリックしてコンテキストメニューから選択する。
取り込んだ画像には、文字や線を書き入れることもできる。文字の場合は、ボックスに入力した文字列が画像上に表示される仕組み。フォントや色は自由に選択できる。線の場合は、事前に書式を指定しておく。線の太さは3種類から選択でき、色は自由に選べる。線を引きたい場合は、ウィンドウ上で【Ctrl】を押しながらドラッグすればよい。Undo/Redoにも対応。最大99回までのUndo/Redoを行える(初期設定では3回まで)。
表示画像を拡大・縮小することも可能。コンテキストメニューでは、元画像に対して50/75/100/150/200パーセントのサイズで表示を切り替えられる。【Ctrl】+【PageUp】/【PageDown】(または【Ctrl】+マウスホイール)で、細かく拡大・縮小倍率を調整することも可能だ。
そのほか、ウィンドウを透過させる「半透明表示」(Windows XP/2000)や、ウィンドウに画像を読み込ませたり、BMP/JPEG/PNG形式のファイルとして保存したりする機能などもある。