「MailDeSurfin'」は、気になるWebページの更新内容をそのままHTMLメールにして、自動送信してくれるソフト。HTMLメールでの送信のほか、HTMLファイルを添付したり、テキストメールで送信したりといったことも可能。ページの不要部分を削除するフィルタリング機能も備えている。

メイン画面は、メールソフトに似た3ペインの構成。チェック対象のサイトは、フォルダツリーで管理できる。Webページの登録は、ブラウザなどからのドラッグ＆ドロップで簡単に行える。自動更新チェックのON/OFFやチェック間隔などは、対象ページごとに指定できるようになっている。

SMTPサーバや送信先、メールの形式（HTMLメール/HTMLファイル添付/テキストメール）といった設定も、フォルダ単位またはWebページ単位で行える。POP before SMTP/APOP認証にも対応する。プロキシサーバも利用できる。

対象ページが更新されたかどうかのチェック方法は2種類。

• Webページの更新日時が前回と異なる
• ソースのうち、指定部分の文字列が前回と異なる

ただし、ページのまるごと送信にはデメリットもある。必要のない広告や画像、過去データまで送られるので、通信時間やディスク容量の無駄遣いにもなりかねないが、その点についてもよく配慮されている。とはいえ、RSSリーダのように「ちょっとでも興味のあるページはなんでもかんでも」というより、「本当に読みたいページ、読み逃したくないページをピンポイントで」という使い方が合っているのだろう。

取り込み範囲の指定やフィルタリングに正規表現を使えるのが強力な武器なので、やはり「MailDeSurfin'」の機能を最大限に堪能するには正規表現がわかるに越したことはないだろう。が、設定や使い方に難しいところはなく、「正規表現なんてワカラン」という人にも役に立つソフトだ。

Ver.1.00は、2〜3ヵ月くらいで完成したと思います。でも、作ってみたら自分自身あまり使うことなく、バージョンアップも全然しませんでした。しかし、.NET Framework 2.0に対応くらいはさせようと思って、対応させているうちに、いろいろ使うようになって、いまに至っています。自分で言うのも何ですが、忙しくて情報収集する時間がないときには便利だと思っています。

開発中に苦労した点
Webによっては、HTMLの規格から外れている場合もあり、そのようなWebでも、問題なく情報を取得・送信できるようにしなければなりませんでした。また、メーラによってHTMLメールの表示や解釈の仕方が異なるので、送信方法を選択できるようにしなければなりませんでした。

最後、仕事や子育ての少ない時間の合間に開発をしなければならなかったのが一番辛かったです。 (^^;

今後のバージョンアップ予定など
今後は、

• 広告ありの無料版を作成（スポンサー募集中です！）
• RSS対応（RSSに書かれている先のURLのWeb取得）
• 高度な設定（正規表現やHTTPヘッダやフィルタ）の説明をヘルプに入れる
• サポート掲示板の整備