侍のミチルが謎のカラクリ相手に大暴れするアクションRPG。「ミチル見参!〜旅は道連れでゴザルよ〜」は、天然ボケの侍「ミチル」が主人公のアクションRPG。ミチルは、旅先で知り合った忍者の少女「雀」や、やる気と熱意はあるものの頭が悪い「茶ノ介」、クールな凄腕の侍「長十郎」とともに、悪者退治の旅をしていた。
ある日、一行は人々を困らせているという「カラクリ城」の殿様退治を行う。ところが最後の戦いで、敵の「逆玉手箱」によって長十郎が子どもに変化させられてしまう。ミチルたちは、城に捨てられていた力士型のカラクリ「ドスコイダー」の助けを得て城を抜け出し、「歳をとらせる」という「玉手箱」を探す旅に出る。
ゲームは、さまざまな街を移動して情報を集め、ダンジョンなどで敵を倒してゆくというオーソドックスなもの。ダンジョンやワールドマップでは「満腹度」が設定されている。満腹度は満タン(100)から徐々に減り、その分体力が上がってゆく仕組み。ただし、満腹度が0になると逆に体力が減り、最終的には死んでしまう。定期的に茶屋などで食料を買い、餓死しないように気をつけよう。体力が減ったときに体力を戻してくれる高価な「薬草」もあるが、ボス戦に備えて温存しておきたいアイテム。このような場合は、満腹度と引き換えに体力の回復を図ることも可能だ。
ダンジョンなどでは、仲間と行動を切り替えることができる。仲間それぞれに特徴がある。忍びの雀と切り替えれば、気配を消して移動できるので、敵が向かってこない。茶ノ介に切り替えると、移動速度をアップできる。重要なのが、重いものを動かせるドスコイダー。岩を動かしたり、大きなものを動かしたりすることが可能で、アイテムの入手やストーリーの進行で重要な役目を持つ。ゲーム内ではアクションだけでなく、パズル風の「カラクリ」が用意されていることもある。カラクリを解く際にも、ドスコイダーの力が必要になる。
仲間との切り替えは、画面左下に表示される「仲」アイコンの数だけ行える。「仲」アイコンは最大5回まで利用することが可能。使いきってしまっても、宿屋で休むことで回復できる。
戦闘は、ダンジョンなどで敵のグラフィックに接触すると戦闘画面に切り替わるシンボルエンカウント形式。敵を攻撃する「斬」、気力を回復する「瞑」、道具を使う「道」、敵から逃亡する「逃」の各コマンドを選択できる。「斬」を選択すると3秒間の攻撃タイムが与えられ、攻撃キーで敵を切り刻める。
画面右下にはミチルが覚えている「必殺技」のコンボ表が表示される。表の通りにカーソルキーと攻撃ボタンを押せば、「ミチル3段」など、通常よりも強い技を繰り出せる仕組み。ミチルに与えられた3秒以内にコンボ技を入力すれば、3秒が過ぎても必殺技を繰り出せる。「通常攻撃を5回のあと必殺技」などで、効率よく敵を倒すことができる。
おもしろいのは、敵の攻撃時にタイミングよく【Z】キーを押すことで、ダメージを半減できること。敵によってキーを押すタイミングが微妙に異なる。