デスクトップに表示されているものの長さを、実際にものさしを当てるような感覚で測れるソフト。「普通のものさし」はその名の通り、日ごろ使い慣れたプラスチック製のものさしを扱うような感覚で使える便利なソフト。画面内に表示されたものの長さを測ったり、ものさしを当てて縦や横の位置を揃えたり、間隔を調整したりできる。
起動すると表示されるものさしは、(初期状態では)横向きで、上側に1mm単位の目盛りがついた、長さ13cmほどのごく普通のもの。Windows XP/2000では半透明で表示され、まさにプラスチック製のものさしそのものだ。ものさしのサイズや位置は、マウスドラッグで自由に変更できる(サイズを固定することも可能)。ものさしの位置をカーソルキーで微調整したり、目盛りの端をドラッグして、目盛りの余白を変更したりもできる。
コンテキスト(右クリック)メニューを使って、ものさしの向きを「水平」にしたり「垂直」にしたり、目盛りの位置を上下/左右に切り替えたり、目盛りの単位を「メートル」から「ピクセル」に変更したりといったことも可能。ピクセル単位での表示時には、10ピクセルごとに目盛り線が表示される。
さらに、設定を変更することで、ものさしの色や透明度、目盛りの色、太さなどを調整することもできる。そのほか、目盛りのサイズが画面に定規を当てた場合と大きく異なる場合には、目盛りの拡大・縮小率を変更して、より実寸に近い状態に調整することもできるようになっている。