パソコンのパフォーマンス低下を防ぐメモリ最適化ソフト。メモリを最適化し、空きメモリを確保することで、パソコン本来の性能を発揮させる。「Memory Tweaker」は、メモリの利用状況を監視し、パソコン本来の性能を引き出すよう動作するユーティリティ。パソコンの起動と同時にタスクトレイに常駐し、定期的にメモリを最適化する。空きメモリが一定容量以下になった場合も、自動的に最適化を行う。メモリ最適化処理中は、進行状況を示すバーグラフがデスクトップ中央に一時的に表示される(邪魔になる場合は、非表示にすることもできる)。
タスクトレイアイコンのダブルクリックで表示されるメイン画面には、「モニタ」「設定」「キャッシュ調整」「CPU情報」の各タブが用意され、メモリの利用状況の確認やオプション設定の変更を行える。
「モニタ」では、物理メモリの空き容量がどのように変化しているかをグラフやパーセンテージでリアルタイムに確認できる。画面上の「目標値」「トリガー値」を操作することで、
- ムダなメモリを開放するときの目標となる容量
- 空きメモリが少なくなってきたときに、自動的に開放を実行する基準値
を任意に変更できる。メモリ開放を手動で行うことも可能。「クリーンアップ」「最大化」の両ボタンで行える。クリーンアップではメモリ開放を1回行うのに対し、最大化では開放処理を繰り返し行うことで、空きメモリを最大限に確保する。繰り返し回数は1〜5回から選択できる。クリーンアップ/最大化は、タスクトレイメニューからも実行できる。
「設定」では、クリーンアップの実行間隔を最短10分から最長240分の間で自由に設定できる(分単位)ほか、「モニタ」の空きメモリ推移グラフの進行速度(更新間隔)の調整も行える。そのほかには、「Memory Tweaker」起動時にただちにクリーンアップを実行したり、クリーンアップ時にクリップボードを空にしたりといったオプションがある(クリップボードを空にするオプションは初期状態でONになっている)。Windows 98/98SE/Meでは、ディスクのキャッシュ容量を指定することも可能だ。