「ネイビーミッション」は、1隻の軍艦を操り、与えられたミッションをクリアしてゆく3Dシューティングゲーム。自艦の兵装は「主砲」「ファランクス（バルカン砲）」「ミサイル」の3種類。威力も射程距離も特性も異なる武器を駆使して、敵戦力を壊滅させる。

操作は、キーボード/マウスの併用で行う。操舵にはキーボードを使用。【W】キーで前進、【A】キーで左旋回、【D】キーで右旋回できる。武器の操作にはマウスを使用する。右クリックで使用する武器を切り替え、左クリックで発射する。使用する武器によって、照準の合わせ方や目安、クリックする長さなどは多少変化するが、基本的な操作は同じで、わかりやすい。

用意されたミッションは、通常ミッションのほか、「クリアではなく、生存時間を競う」のが目的の「Mission Impossible」（ミッション数はバージョンによって異なる）。

使用できる3種類の武器にはそれぞれ特徴がある。「主砲」は、艦首に装備された三連の砲塔。最も威力があり、射程距離も長い。ただし、弾道が放物線を描くため、遠距離の敵を狙うには多少の慣れが必要となる。「連続しては3発までしか撃てない」「設置位置の関係で真後ろは狙えない」などの欠点はあるが、使いこなせるようになれば、非常に強力だ。

「ファランクス」は、船の左右両舷に設置されたバルカン砲。威力は弱く、命中精度も低い。ただし、全方向をカバーできる上、射程距離が比較的長く、大量の弾丸を撒き散らして弾幕を張ることができる。向かってくる敵航空機や魚雷を迎撃するのに効果がある。

「ミサイル」は、いったん敵をロックオンしないと発射できないが、自動追尾能力があり、発射しさえすれば命中率はかなり高い。いったん垂直に上昇してから敵に向かうため、全方位をカバーでき、威力もそれなりにある。動きの速い航空機や高速艇を狙うのに適する。ただし、射程距離は意外に短く、敵に当たるまでに時間がかかるという欠点がある。

いずれの武器も自動装填機能を備え、弾切れを起こしても時間が経つと自動的に回復する。

ゲームの難易度は「EASY」「NORMAL」「HARD」「HELL」の4種類。難易度はミッションごとに選択できるようになっている。最初は「EASY」しかプレイできないが、クリアするごとに、より上位のレベルを選択できるようになる。「ネイビーミッション」では難易度が高くなっても敵の能力は変化しない。その代わり、敵の数が多くなる。

ミッションの目的は、敵を壊滅させること。ただし、ミッションによって出現する敵の数や種類が変化する。序盤のミッションでは、駆逐艦や戦艦、通常の航空機、高速艇などが主な敵。中盤以降のミッションでは、爆撃機や音速機などの手強い航空兵力が多く投入されてくる。

「ネイビーミッション」には、敵の位置を捕捉するためのレーダーサイトのようなものはない。そのためプレイ中、ミッションに登場する敵の総数や配置を知ることはできない。その代わり、接近した敵の位置や魚雷の発射状況などを知らせるメッセージが画面に表示される。同時に、メッセージで通知された方角がどちらなのかを示す、1から12の数字が自艦の上空に表示される。そのほか、メッセージでは自艦の被害状況なども通知される。

難易度は高い。一番簡単な「EASY」モードでも、慣れないうちはなかなかクリアできない。ゲーム開始直後の数ミッションこそ簡単だが、そこから先は、あれよあれよという間に敵の攻撃を受け続けてやられてしまう。敵の攻撃が激しい場面などでは、爆煙などで敵の姿が見えなくなることもある（特に爆撃機の登場するミッションで顕著）。

ゲームのポイントは魚雷の回避だ。これが自在にできるようになると、格段に楽になる。強力な主砲の操作に習熟することも重要。主砲の射程距離は非常に長く、うまく狙えば、遥か遠くの艦艇や航空機を、相手が攻撃を仕掛けてくるずっと前から攻撃することができる。はじめのうちは、航空機や高速艇を破壊するのにどうしてもミサイルに頼ってしまうが、慣れるとこれも主砲で破壊できるようになる。

開発中に苦労した点
初めて作品として完成させる3Dプログラムなので、思い通りにいかなくて苦労したことが多々あります。処理をギリギリまで軽くしつつ、見た目にボロが出ないようにかなりの工夫をしました。

ユーザにお勧めする使い方
方位を含めた船員のセリフや、燃えながら墜落する爆撃機、迫ってくる雷跡など、ベタな演出に酔いながらプレイしてもらいたいです。

今後のバージョンアップ予定
細かい調整や、より多くの環境で安定動作するよう、バージョンアップ作業を進めています。