ワープロ、表計算、プレゼンテーションに図形描画、データベースツールを加えた統合オフィスソフト。「StarSuite 8」は、Microsoft Officeとの互換性を持つオフィスソフト「StarSuite」の最新バージョン。今回のバージョンでは、Microsoft Officeとの互換性がさらに向上したほか、独自のデータベース機能が新たに搭載された。
ソフトは、
- 文書作成ツール「Writer」
- 表計算ツール「Calc」
- プレゼンテーションツール「Impress」
- 図形描画ツール「Draw」
- データベースツール「Base」
で構成される。「Writer」「Calc」「Impress」はそれぞれ、Microsoft Officeの「Word」「Excel」「PowerPoint」と互換性を持ち、各文書の読み込み・編集・保存を行える(「Base」は「Access」との互換性はない)。タスクトレイアイコン「StarSuite8 クイック起動」のメニューから、ドキュメントの種類を選択すると、ドキュメントに応じたツールが起動される。各ツールのメニューからも別ツールの文書を新規作成したり、開いたりすることが可能で、「StarSuite」全体をひとつのアプリケーションのように扱えるようになっている。
今回のバージョンでアップでは、従来以上にMicrosoft Officeとの互換性の向上が図られた。「Calc」は「Excel」同様の65,536行までに対応。「Excel」のピボットテーブルにあたる「データオートパイロット」機能が強化された。「Impress」では「PowerPoint」の全種類のスライド効果に対応し、さらにインタフェースもより「PowerPonint」に近づけられた。また、Microsoft Officeのマクロを「StarSuite」用マクロに自動変換する「マクロコンバータ」が搭載されたほか、パスワード保護された文書の変換も可能になった。
ドキュメントは、StarSuite形式文書、Microsoft Office形式文書のほか、PDF形式での保存やFlash形式(「Impress」のみ)での保存も可能。さらに、新たにXMLベースのOpenDocument形式を標準サポートするようになり、旧StarSuite形式文書やMicrosoft Office形式文書をOpenDocumentに変換することも可能だ。
見栄えのするドキュメントの作成に不可欠なクリップアートやサウンド、アニメーション、テンプレートが多数同梱されている。さらに、Microsoft Office互換のフォント13書体も収録されている。