「EggMan5」は、仕掛けられたトラップや敵の攻撃を避けながらフィールド内を移動し、金塊を集めて回るアクションゲーム。主人公はタマゴの「タマゴポーロ10世」。冒険家の一族に生まれたタマゴポーロ10世は、世界中を旅し、ついに一族の誰も探し出すことのできなかった幻の「浮遊島」を発見する。この島には伝説の財宝が眠っているという噂なのだが、果たして……。

操作は、キーボード/ジョイスティックに対応。主人公の移動は、カーソルキーで行う。【←】/【→】で左右への移動、主人公が階段と重なった状態で【↑】/【↓】を押すことで、階段の上り下りをができる。スペースキーで、段差ひとつ分の高さをジャンプすることも可能。ジャンプと同時、またはジャンプの途中で【←】/【→】を押すことで、横にジャンプすることも可能だ。ジャンプや落下の最中に階段と重なったとき【↑】を押すことで、階段につかまることもできる。中盤以降のステージを攻略する上で重要なテクニックで、「階段乗り」と呼ばれる。

ゲームのルールは、オーソドックスでシンプル。タマゴポーロを操って、フィールド内に散らばった金塊を一つずつ拾い集めてゆく。すべての金塊を拾い終わると、フィールドのどこかに鍵が出現するので、それを拾ってゴールのドアを目指す。無事、鍵を持ってドアまでたどり着くことができれば、ステージクリアとなる。

（ボーナスステージを除く）各ステージの最下層の床からは鋭い針山が突き出ている。誤って足場を踏み外し、針山の上に落ちてしまうとライフを失う。3ステージごとに登場するボスキャラの攻撃を避け損ねてしまった場合も同様に、ライフが失われる。ゲーム開始時点でのライフは3個。ライフをすべて失ってなってしまえば、ゲームオーバーとなる。

さらに、各ステージには制限時間が設けられている。ステージの攻略に手間取って時間切れになってしまうと、残りライフ数に関係なくたちまちゲームオーバーとなる。ゲームオーバー後にはハイスコアの登録画面が表示される。登録画面からネットランキングに参加することも可能だ。

用意されたステージは、通常ステージ16面＋ボーナスステージ5面の計21面。ボーナスステージは3ステージごとに用意され、針山も敵も登場しない得点稼ぎのステージとなっている。通常よりも短い制限時間内で、可能な限り金塊を拾いまくりたい。

ボーナスステージ直前のステージはボスステージだ。ボスキャラが登場し、主人公めがけて攻撃を仕掛けてくる手強いステージになっている。その代わりボスステージをクリアすると、ライフが1個増えるというボーナスが用意されている。

ボスステージで頼りになるのが、ステージ内のところどころにある四角いブロック。ボスステージ以外にも登場するありふれたアイテムだが、非常に固く、ボスの発射する弾を通さない。このブロックを利用して、身を守れるというわけだ。ただし、このブロックは、鍵を取るとその瞬間にすべて消滅してしまうので要注意。鍵を取ったあとは身を隠す場所がなくなるだけでなく、足場が減ってしまい、難易度が一気にアップする。

ただし、セーブもコンティニューもできないため、全21面をクリアするのは結構大変だ。途中、攻略法のわからないステージにぶつかってしまうと、そのクリア方法を思いつくまで何度も最初からやり直すはめになってしまう。特にボスステージは手強い。ボスキャラの発射してくる弾の当たり判定はちょっと甘め。キリギリで避けたつもりでも、実際には避け切れていなくて、やられてしまったりする。

もっとも、いったん攻略法さえ理解してしまえば次からは比較的楽にクリアできる。根気よくプレイすることで、必ず最後まで辿り着けるはずだ。

開発中に苦労した点
今回の「EggMan5」では、難易度を「ゲーム初心者や主婦、そしてその子どもまで楽しめるレベル」まで下げて制作しました。オマケにネットランキングにも対応させたことで、上級プレイヤーでも楽しめる内容に仕上がったと思います。特に「難易度を下げる」のには苦労しました。慣れとは怖いものです（苦笑）。

ユーザにお勧めする使い方
1面ずつじっくり攻略するのもよいのですが、何といっても上級者に燃えてほしいのは「ネットランキング」ですね。早く、そしてノーミスでクリアすればするほど高得点となる仕組みです。キーボードでの操作が苦手という方はパソコン用のコントローラも売ってますので、ソレを使用してみるのもお勧めですね。

今後のバージョンアップ予定
一応、EggManシリーズは今回のものが最終作となります。が、もしご意見・ご要望がありましたら、次のバージョンを制作する……かも（未定ですけどね）？　なお、今作「EggMan5」については修正・更新する予定はございません。