ローカルマシンとサーバ上のファイルの同期を主な目的としたFTPクライアントソフト。ワンクリックで簡単に同期させられるほか、サーバの仕様に合わせてコネクション数を設定することで、多数のファイルを短時間で効率よく転送することも可能。「MagicMirror」は、ネットワーク上のファイルサーバ−ローカルマシン間で、ファイルを効率よく同期できるFTPクライアントソフト。左右2分割のウィンドウに、ローカル側とサーバ側のファイル一覧を表示。ローカル側/サーバ側の表示内容は同期し、一方でフォルダの展開や折りたたみを行うと、もう一方も自動的に同じ状態になる。どちらか一方にしか存在しないファイルや、日付/サイズが異なるファイルを色分け表示するため、双方の違いがひと目でわかる。
同期メニューとしては「ミラーアップロード」「ミラーダウンロード」「クイックアップロード」「クイックダウンロード」を利用できる。アップロードはローカルが転送元、ダウンロードではFTPサーバが転送元となる。ミラー/クイックの違いは、クイックでは「日付/サイズが一致するファイル/フォルダを転送対象から外せる」という点。どの同期メニューを選択した場合でも、転送先にだけしか存在しないファイル/フォルダは削除される。
同期以外では、選択しているファイル/フォルダのみを転送する通常のアップロード/ダウンロード、アスキーモード/バイナリモードを指定してのアップロード/ダウンロード、ファイル名の変更、ファイル属性の変更、ファイルの削除などを行える。アスキーモードで転送するファイルの拡張子をあらかじめ登録しておくことも可能だ。
アカウント設定では、サーバ名をはじめとするログイン情報のほか、アップロード/ダウンロードで使用できるコネクション数の設定、Active/Passiveモードの選択、リストの取得方法、日本語ファイル名を扱う場合の文字コードなどを指定できる。サーバで利用できるコネクション数やコネクションモードなどは、アカウント設定ウィザードを使うことで判別してくれる。