「遠藤さんのためのハードコピー君」は、画面イメージを直接印刷する“ハードコピー”ユーティリティ。出力対象は、デスクトップ全体/アクティブウィンドウ/指定領域から選択することが可能。既存のBMPファイルを印刷することもできる。

ソフトを起動すると、タスクトレイに常駐する。ハードコピーを行う手順は、

1. タスクトレイアイコンを右クリックして「ハードコピー」を選び、コピー対象を選択
2. 領域指定の場合は範囲を指定する。ファイル指定の場合はファイルを選択する
3. 印刷確認画面が表示されるので、必要に応じて設定を変えて印刷を開始

画面イメージをクリップボードに転送することもできる。選択できる領域はハードコピーと同様、デスクトップ全体/アクティブウィンドウ/指定領域。直接クリップボードに画像が送られ、ペイントソフトやワープロソフトなどのアプリケーションで利用できる。

Windows標準のキャプチャ機能には備わっていない領域指定や、マウスアイコンを含めたキャプチャなどができるのも便利だ。キャプチャした画面は、ハードコピーとしての印刷はもちろん、ファイル保存、クリップボードへの転送も可能なので、用途に応じた使い分けができる。筆者のような、PC関連記事やマニュアル本を執筆するライターには必携のツールといえるだろう。

目立った機能は少ないが、必要な機能がきちんと押さえられており、操作も簡単。また、機能とは関係ないが、タスクトレイアイコンを変更したり、タスクトレイアイコンにマウスを重ねたときに表示されるアプリケーション名を変更できるのもおもしろい。手軽にハードコピーを取りたい人はもちろん、画面キャプチャを利用するすべてのユーザにお勧めしたい。

ユーザにお勧めする使い方
画面の印刷はもちろんのこと、クリップボードへのコピーもできますので、マニュアル作成などに重宝します。Windowsでは、【PrintScreen】キーを押せば画面をクリップボードにコピーすることはできますが、このソフトなら、画面上の必要な部分だけを範囲指定してキャプチャもできますし、オプションを設定すれば、マウスの形状も同時にキャプチャできます。よりキメの細かいキャプチャをしたい方にはオススメです（笑）。

今後のバージョンアップ予定
いまのところ特に考えていませんが、名前を……変えたいとは常日頃から思っています（苦笑）。いまも昔も、いま見ている画面をそのまま印刷したいというニーズって結構あるように思いますので、他のOS上で同様のソフトを開発できればいいなと思います。気持ちばかりで、なかなか手つかずですが……（^^;。