魔法使いを目指す少女との会話や、少女の表情の変化を楽しめるショートアドベンチャーゲーム。「魔法使いになりたい2」のヒロインは、魔法使い認定試験を受けるために、地球国はニッポン(本人曰く)からはるばるやって来た木佐木優美(ユミ)という名の少女。かわいい見かけによらず、中身はかなりエキセントリックな性格のようだ。若き魔法使いベルナールは、試験官としてユミの適性検査を試みるのだが……。ユミとの会話や時間の過ごし方でラストが変化するマルチエンディングストーリーを採用。全16種類のエンディングが用意されている。
操作は基本的にマウスで行う。会話やメッセージなどを送るときは左クリック(または【Enter】キー)。画面に選択肢が表示されたときには、ポインタでそのいずれかを選び、左クリックで決定する。ゲーム中に右クリックするとメニューが表示され、ゲームのセーブ/ロード、フルスクリーン表示、文章の早送りなどを選択することが可能。文章の早送りは、選択肢が表示されると自動的に終了する。また、マウスをクリックすることで、いつでも停止できるようになっている。
ゲームは、2部構成のショートアドベンチャーゲーム。各部はさらに、前半/後半の2パートに分けられ、計4パートから成り立っている。第1部の前半は「適性検査」。遠方よりやってきた少女の「魔法使いとしての適性」を調べるため、「状況判断力を調べる質問」「性格を調べる質問」「好きな魔法を調べる質問」の3種類の質問を行う。質問の回数は全部で5回。質問の順番は自由。同じ質問を何度繰り返してもよい。ただし、いつどのような質問をするかは、その後のユミのキャラクタに影響を与える。質問した順番や彼女のリアクションなどは覚えておいた方がよい。
第1部の後半は、いよいよ「魔法使い認定試験」だ。試験の内容は魔物との「戦闘シミュレーション」。ただし、実際の戦闘はアドベンチャー形式で、しかも自動的に進行する。このパートのポイントは、戦闘の合間に挿入されるユミとの会話。ベルナールのセリフが3択で表示され、どれを選ぶかでその後の展開が変わってくる。
第2部は、1年後のユミとの再会からはじまる。再開したときのユミの性格は「ふつう」「おてんば」「まじめ」「天然」の4タイプのいずれか。どのタイプのユミが現れるかは、第1部でのプレイヤーの選択によって決定される。ユミのタイプは、髪型やしゃべり方で判別できる。
第2部の前半は、ユミとのデートだ。デート場所は「教会」「遺跡」「湖」の中から2ヵ所を選べる。デートの最後にはユミにプレゼントを贈ろう。プレゼントには「金の髪飾り」「魔法の教則本」「ぬいぐるみ」の3種類がある。デートコースとプレゼントの選択は、エンディングのタイプ決定にあたって非常に大きな影響がある。鍵を握るのは、ユミの「恋愛度」「信頼度」「ユニーク度」のポイントの高さだ。ただし、登場したユミのタイプによって、ベルナールの行動に対する解釈が異なり、アップするポイントも変化する。プレイヤーの見極めが重要だ。
第2部の後半は、魔物、そしてドラゴンとの戦いだ。ドラゴンとの戦いでは、選択によってゲームオーバーもあるので要注意。