使いやすさと高機能を両立させた“定番”タブブラウザ。IE/Geckoの二つのHTML解析エンジンを切り替えて使用できる。高度なセキュリティ管理機能などで、安全で快適なWebブラウジングを実現する。「Lunascape2」は、同時に開いた複数のWebページをタブで切り替えながら閲覧できる、タブ切り替え型のWebブラウザ。「Lunascape」の後継バージョンで、IE/Gecko両エンジンを搭載したほか、さまざまな機能強化が図られた。Internet Explorerに似たインタフェースを採用しながら、IEにはない豊富な機能を備えており、なかでもRSS対応の「ダイナミックブックマーク」をはじめとした「お気に入り」関連機能の充実ぶりは特筆に値する。
最大の特徴である「お気に入り」機能は、IEの「お気に入り」を利用するのではなく、「Lunascape2」独自のもの。単純なブックマークのほかに、blog/ニュースサイトのチェックを容易にする「ダイナミックブックマーク」機能がある。サイト上にある「RSS」リンクを「Lunascape2」のお気に入りにドラッグ&ドロップするだけで、最新のニュースがお気に入りから開けるようになる。さらに「InfoView」ウィンドウでは、ニュースタイトルだけでなくヘッドラインも読めるようになる。
お気に入りに大量のサイトを登録すると使い勝手が悪くなることがあるが、「Lunascape2」では複数のお気に入りを作成し、切り替えて使えるようになっている。さらに、一つひとつのお気に入りアイテムにコメントや重要度を付けたり、色を変えて表示させたりといったことも可能。JavaScript/Java/ActiveXの実行や、画像、サウンド、動画の再生などのセキュリティ設定もアイテム単位で行える。また、お気に入りにローカルファイルを設定することで、プログラムランチャのようにも使える。閲覧頻度でアイテムが並べ替わるようにすることも可能だ。
そのほかにも、
- プロキシを切り替えられる「プロキシバー」
- 各種検索エンジンでの検索を行える「検索バー」
- Web閲覧の妨げになるポップアップ広告の抑止
- 右クリック状態でのマウスの動きで操作を行えるマウスジェスチャ
など、便利な機能を数多く備えている。カスタマイズ自由度は高く、ツールバーのカスタマイズはもちろん、ソフト自体の外観を変更できるスキンにも対応する。さらに、付属の自動ログインマネージャ「RoboForm」を使うことで、ログインが必要なページを開く場合にもいちいちID/パスワードを入力することなく、ワンクリックだけでページを開けるようになる。