多彩な機能を備えながら、シンプルなインタフェースで簡単に操作できる画像ビューア。画像の取り込みから閲覧、加工、さらにはムービー編集までを1本で行える。「Click'n View for Win」は、パステルカラーを基調にしたオシャレな外観が印象的な高機能画像ビューア。外観は、基本色として50色以上が用意され、ユーザが自由に変更できる。フレームやボタンの色を個別に変更することも可能だ。外観同様、搭載された機能も多彩。静止画の加工、変換、スライドショウ、動画の再生・編集、印刷などを行える。
インタフェースはシンプルでわかりやすく、操作は簡単。画像ファイルの取り込みは、ファイル/フォルダをメイン画面にドラッグ&ドロップするだけでよい。取り込まれた画像ファイルが「アルバム」として登録される。パソコンに接続されたデジタルカメラ(USBストレージクラス対応)から、ボタンクリックだけで写真を取り込むこともできる。画像の内容などで分類し、複数のアルバムを「マスターアルバム」単位で管理することも可能。もちろん複数のマスターアルバムを切り替えながら利用できる。
アルバムには多数のファイルを格納することが可能。(利用するマシン環境によるが)数千以上のファイルを登録できる。アルバム内の膨大なファイルから、目的のものを探し出すための検索機能も充実している。撮影日時や更新日時、ファイル名、ファイルサイズ、撮影したカメラの情報をキーに、検索したりソートしたりできる。また、画像ファイルにコメントを付加したり、キーワード分類/グループ分類を設定することも可能で、これらの情報を使っての検索もできるようになっている。
対応するファイル形式は、静止画がJPEG/BMP/GIF/PNG/PSD/PSP/WMF/PCD/TIFFなど、動画はMPEG/WMV/AVI/RAM/RM/MOV/MP4/3GPP。静止画のスライドショウ再生機能もある。ズームイン/アウトを繰り返して、動画のような効果を出せる。同時に指定BGMを再生させることも可能だ。
画像の加工では、コントラストや明るさ、彩度、色合いの調整のほか、ポスタライズ/ソラライズなどのフィルタ処理に対応。設定を保存しておけば、あとで再利用できる。さらに、マスクや色の置換、回転、合成なども可能。画像処理では、オリジナル画像に対して変更を加えず、処理手順だけが記録される。そのため何度、加工を繰り返しても、画質が劣化することはない。複数の静止画像からAVIやアニメーションGIFを作成したり、逆に動画(AVI/WMV/MPEG/RM/RAM)ファイルからフレームを取得して静止画として保存できたりといった機能もある。QuickTimeと連携して、動画の作成・編集を行うことも可能だ。
そのほかにも、クリップボードを監視して画像を取得・登録する機能、プレビューやコラージュ印刷も可能な印刷機能、さまざまな形式で出力できるアルバムHTML作成機能など、数多くの機能を搭載する。