騎士や伝説の勇者が魔族の復活を阻止する、という設定の正統派・長編ファンタジーRPG。キャラクタの成長を自由にカスタマイズできる独自システムや、奥の深い戦闘システムが特徴。「CrissCross」は、はるか昔に人間を襲う魔物が封印された平和な世界を舞台にしたファンタジーRPG。50年前、「近い将来に魔物の封印が破られる」と予言されたが、長く平和な時間を過ごしてきた多くの人々は、これを無視していた。しかしあるとき、封印されていたはずの魔物に平和な村が襲われるという事件が発生する。
主人公の新米騎士「ハーティス」は、魔物を撃退したという青年と秘密裏に接触し、「村に伝わるペンダント」の情報を手に入れるよう、王から密命を受ける。ペンダントを持つ青年と合流したハーティスは、魔物を再び封印するため、世界の命運をかけた戦いに身を投じる……。
ゲームには個性的なキャラクタが多数登場する。ハーティスと同じ家に住む少女「セレナ」や、魔物復活に関わるペンダントを持つ青年「シフォン」、シフォンを心配する幼馴染の魔法少女「メルティナ」、もうひとつのペンダントを持つ内気な少女「エクレア」など、ストーリーが進むにつれて、さまざまな人物たちと出会うことになる。
旅には最大6人の仲間を同行させることができるが、戦闘に参加できるのは3人まで。主人公を戦闘メンバーから外すことも可能だ。また、戦闘開始時には戦いに参加しないが、途中で交代可能な「待機要員」を1名設定できる。
キャラクタにはそれぞれ「攻撃力が高く武器攻撃が得意」「精神力が高く魔法が強力」などの特性がある。これらのパラメータは、プレイヤーがある程度調整できるようになっている。レベルアップ時に得られる「ボーナスポイント」をHPや攻撃力などに割り振ることで、各ステータスを強化できる。例えば、魔法系のキャラクタでも、攻撃力を集中的に上げることで、武器攻撃にも優れたキャラクタとして成長させられる。
戦闘での特徴は「魔法」と「特技」。「魔法」はすべての味方キャラクタが使用でき、「魔法習得」メニューのリストから覚えたい魔法を選べる。レベルが一定以上に上がるたびに習得できる魔法の数が増え、最大では8種類の魔法を覚えられる。ただし、キャラクタによっては8種類以上の魔法が用意されているため、最初に必要な魔法を決めてから、習得した方がよいだろう。
「特技」は、特定のキャラクタが覚えられる特殊行動。「スキルゲージ」を消費して、敵に大ダメージを与えたり、状態異常を起こさせたりできる。「魔法」同様、最大で8種類を習得することが可能。特技を使用するには「セット」する必要がある。同時にセットできるのは4種類までだが、魔法と違って何度でも入れ替えられる。発動に必要なスキルゲージは戦闘中の行動で少しずつ増えるほか、「錬気」で多くためることもできる。