「cococ」は、ニュースサイトやblogが発行するRSS/ATOM/OPMLなどのフィード情報をもとに、新着記事情報を通知してくれるRSS更新チェッカ。定期的にサイトをチェックして、新着記事があればウィンドウをポップアップして教えてくれる。タスクトレイアイコンのダブルクリックなどで、新着記事のヘッドラインをWebブラウザに一覧表示する。一覧からオリジナルのWebページにアクセスして、すぐに記事内容を読むことができる。

チェック対象サイトの登録は、RSSフィードのリンクを「cococ」の設定画面にドラッグ＆ドロップするだけでよい。「RSS」「RDF」「XML」などと書かれた小さなアイコンや、シンジケーション用リンクをドロップするだけで、簡単に登録することが可能だ。もちろんURLを直接、入力して登録することもできる。チェック対象サイトは、フォルダ管理することが可能だ。

チェック間隔として指定できるのは、最短15分から最長999分の1分単位。「cococ」起動時に自動でチェックさせたり、任意時点でユーザが手動でチェックを行ったりといったことも可能だ。未読の記事がある場合は、タスクトレイアイコンが青から赤に変わり、すべての記事を読むと青に戻る。メニューから、すべての記事を既読にすることも可能だ。

blogなどの検索機能もある。あらかじめキーワードを登録しておくことで、BulkFeedsやFeedBack、未来検索livedoorなどのサイトと連携したblog記事や、Yahoo!オークションの出品物を検索することが可能だ。

機能を絞ったことでわざわざ本格的なフィードリーダを常駐待機させる必要もなく、またWebサービス型のリーダにログインする手間もいらないので、仕事の間にこまめに新着ニュースをチェックするような使い方にぴったりだろう。

また、見出しの一覧表示や記事の閲覧には使い慣れたWebブラウザをそのまま使えるのもポイントだ。新着記事一覧やフォルダ全体の表示もすべてブラウザ上に表示されるリンクをクリックするだけなので、専用ソフト独自の操作を覚える必要がない。パソコンが苦手な人にお勧めできるフィードリーダとしてはイチ押しではないだろうか。

記事の一覧は同梱されているCSSファイルでレイアウトされているようなので、腕に覚えがある人ならデザインの変更も可能だろう。弱視の方でも読みやすいように文字サイズや色をアレンジするといった応用もできそうだ。

ユーザにお勧めする使い方
「cococ」の一番の特徴は、一度の表示でフォルダ内の記事をすべて読むことができて、既読になるというところです。一件一件をじっくり読むというよりは、たくさんの記事を読み流していく使い方が便利だと思います。あとは、普段使っているブラウザがそのまま使えるというのも好評のようです。ただ、IE系のタブブラウザでは右クリックのメニュー、IEではそれに加えて専用のツールバーが利用可能ですので、そちらの利用がお勧めです。

今後のバージョンアップ予定
作者の特権で、まずは自分が使いたい機能を追加していくことになりますが、時々ユーザの方からいただく要望と差はあまりないと思いますので、ご安心ください。具体的には、記事のフィルタ機能の要望が多いですね。