複数のウィンドウ/ソフトをタブ化できるデスクトップユーティリティ。「AddTabEx」は、登録済みソフトのタブ化を、簡単な設定で実現できるユーティリティ。重複起動可能なソフトをタブ化できるほか、異なる複数のソフトをタブ切り替えで操作できるようにしてくれる。タブ化したソフトの一括終了や、指定ソフトのウィンドウサイズの統一なども可能。簡易ランチャ機能も搭載する。
タブ化の設定は簡単だ。現在、起動中のソフトを一覧表示するドロップダウンリストから選択・追加するだけでよい。タブ化設定されたソフトを起動し、「更新」を実行することで、「AddTabEx」によってタブ切り替えで利用できるようになる。タブ化設定には、登録済みソフトを常にタブ化対象とする「常設タブ化」のほかに、今回の起動中のみタブ化を行う「瞬時タブ化」がある。また、タブ化の設定は、ダイアログへのアイコンのドラッグ&ドロップや、一般的なファイル選択ダイアログから行うことも可能だ。最大20のソフトを登録できる。
タブ化時のウィンドウ表示なども細かく設定できる。登録ソフトごとにタブに表示する文字の設定を行えるほか、タブ化時にウィンドウサイズを統一することも可能。タブに表示する文字は「先頭から半角16文字分」「ソフト名称」など4パターンから選択できる。
さらに、簡易ランチャ機能もある。タブ化されたウィンドウ群を移動するためのグリップ用アイテムとして、ランチャ登録されたソフトのアイコンが表示される。アイコン上のコンテキスト(右クリック)メニューから、登録ソフトを起動できるほか、関連付けされたソフトが登録されていれば、そのソフトでファイルを開くことも可能(複数選択可能)。エクスプローラなどからアイコンにファイルをドロップしても、そのソフトで開いてタブ化できる。ランチャにも最大20のソフトを登録できる。
ランチャアイコンは常にひとつしか表示されないが、もちろん複数のソフトを登録することが可能。アイコンをポイントして左ボタンを押したまま、右クリックすることで、登録ソフトを切り替え、アクティブにできる。
そのほかにも、タブを非表示にしてボタンアイコンで切り替えたり、表示方法を(タブ切り替え式で一般的な)「重ねて表示」や、「横に並べて表示」「縦に並べて表示」にしたりすることが可能。タブ化されたウィンドウは選択したものだけを終了させたり、すべてをまとめて終了させたりできる。マウスのほか、ホットキーでも操作できる。