150もの部屋が複雑に繋がり合う広大な地下迷宮の中を探索し、地上への脱出ルートを見つけ出す“超絶難易度”のアクションゲーム。「Labyrinth Lost」は、迷宮内に巣くう危険なモンスターやデストラップをジャンプで切り抜け、秘密を解き明かすという設定のサイドビューアクションゲーム。主人公は、村の習わしにより、祭壇の穴から地下洞窟へと投げ込まれてしまった生け贄の少女。プレイヤーは主人公の少女を操作し、地下洞窟から地上に生還させることが目的。ただし、迷宮内は非常に複雑で、さまざまな仕掛けが施されている。
迷宮は、全部で150ものブロック(ルーム)からなる。プレイヤーを悩ませる最大の点は、ルーム同士が「空間がねじれているとしか思えないほど、奇妙な繋がり方をしている」こと。ルーム間を移動する上で、一般的な常識は一切通用しない。迷宮内には誰が何の目的で作ったのかわからない、数々の仕掛けも待ち受ける。仕掛けはルームごとに異なり、与えられたわずかなヒントをもとに特定の作業をしなくてはならないものや、隠された足場を見つけ出しながら移動しなければならないものなど、さまざま。複数のルームを行ったり来たりすることで、はじめて解ける仕掛けや謎も多い。もちろん、致命的なトラップも無数に用意されている。
この複雑な迷宮内を、少女は唯一の“武器”といえるジャンプを駆使して探険してゆく。少女には、敵を攻撃する能力はなく、すべての罠や仕掛け、モンスターの攻撃などをジャンプで回避してゆくしかない。その代わり、ジャンプ力はかなり強い。最大で高さ5ブロック、距離にして10ブロックを跳ぶことができる。空中で左右に移動することも可能。ジャンプをせずにわざと床から足を踏み外して落下し、その後一定時間内もジャンプが可能な荒技「踏み外しジャンプ」も使える。主人公を操作する上で注意しなくてはならないのが、主人公の動きに働く慣性。主人公を急に止めることはできない。
ゲームの大きなポイントとなるのが、迷宮内の至るところに目に見えない通路や足場が張り巡らされているということ。一見何もない部屋に見えて、実際は空中に見えない足場が用意されていたり(空中の足場は、ジャンプして真下からそこに到達すると突如、出現する)、壁や床に通り抜けられる部分があったりする。多くの場合、壁の石版にヒントが書かれていたり、床や壁の状態をよく観察すると何らかの手がかりが用意されていたりするが、なかにはほとんど手がかりらしいものがなく、偶然の発見に頼るしかないような場合もある。
また、目の前にアイテムが見えていても、到達するにはいくつもの部屋を通り抜け、思わぬルートをたどるしかないという場合も少なくない。時には力業で危険な罠の中を通り抜けなくてはならない場合もある。一筋縄ではいかない手強いゲームだ。
迷宮内の敵に触れたり、溶岩や針の山に触ってしまうと、ハートが一つ失われ、すべてなくなるとゲームオーバー。ハートは、洞窟内に点在する泉の水を飲むことで回復させられる。ハートの最大値を増やすアイテムも存在する。セーブ機能もあり、三つのセーブを使い分けられる。