Windows XPをより快適に、使いやすくしてくれるチューンナップソフト。レジストリの設定や不要ファイルの削除といった操作をわかりやすく、安全に行うことができる。Windows XP SP 2に対応する。「XPturboIII」は、Windows設定の最適化やカスタマイズ、ハードディスク内の不要ファイルの削除などを行うことで、Windows XPをより高速・快適にしてくれるソフト。新バージョン「III」では、Windows XP Service Pack 2に対応したほか、インターネットのトレース情報の削除「インターネットクリーナー」、ファイルの完全削除「データシュレッダー」、拡張タスクマネージャ「タスクマネージャPRO」などの機能が追加された。
今回、新たに加わった機能のひとつが、Windows XP SP2に搭載された「セキュリティセンター」に対応するもの。セキュリティセンターは、Windowsの起動と同時に常駐して監視を行うが、「XPturboIII」では、セキュリティセンターの発する警告を制限したり、セキュリティセンターの常駐を解除したりすることができる。
同じく追加された「データシュレッダー」は、いかなる痕跡も残さず、ファイルを完全に削除してしまう機能。通常の削除と異なって、データエリアそのものを上書きし、データ復元ソフトを使用しても復元できないようにする。データの削除は「フォルダ」「ファイル」「ごみ箱」の各単位で行える。
さらに、実行中のプロセスとそのプロセスが使用しているライブラリやメモリの状態を確認できる「タスクマネージャPRO」、インターネットのキャッシュやクッキー、ヒストリといったトレース情報の削除を行う「インターネットクリーナー」が追加された。「インターネットクリーナー」と、従来から搭載されている「ディスククリーナー」「レジストリクリーナー」を同時に実行できる「クリッククリーナー」を利用すれば、簡単にディスクの空き容量を確保できたり、システムの軽量化・安定化を実現できたりする。
もちろん、従来バージョンからの「インターネット接続の高速化」「各種サービスのON/OFF」「Windowsの見た目のカスタマイズ」などの機能は引き続き搭載。エラーリポートなど、ユーザの許可なく、マイクロソフトにデータ送信が行われることを遮断したり、ユーザごとに機能制限を行えたりといったセキュリティ関連機能も健在だ。「XPturboIII」自体をパスワードで保護し、第三者による設定変更を防止する機能もある。
「XPturboIII」で行った設定は、「リカバリーウィザード」で変更前の状態に戻せる。Windowsの標準設定にも簡単に戻すことができるようになっている。