ネットワーク経由で侵入してくる「不正アクセス」を検出・防止するセキュリティソフト。簡単な設定で利用でき、初心者でも使いやすいのが特徴。「X-GUARD.04」は、不正アクセスされやすいポートなどがあらかじめブロック対象として設定され、初心者でも簡単に使えるパーソナルファイアウォールソフト。一般的なファイアウォールソフトのように独自のネットワークドライバを組み込まない。他のファイアウォールソフトとの相性問題などが発生しないほか、ファイアウォール機能を利用することによるネットワーク速度の低下もない。
起動はEXEファイルを実行するだけでよく、ユーザが任意の時点で起動できる。「X-GUARD.04」自身をスタートアップに登録する機能があり、Windowsの起動と同時に使用開始することも可能だ。
搭載された機能は豊富だ。まず、現在のTCP/IP通信の状況を逐一監視・表示する機能。さらにファイアウォール機能を利用すれば、あらかじめ指定したポートへの接続を自動的にブロックできる。用意されたセキュリティレベルは5段階。許可ポートも無視し、すべてのポートをブロック対象にする「ロックダウン」から、「プロフェッショナル」「高」「通常」、監視のみを行う「監視モード」までの中から選択できる、標準の「通常」モードでは、十分なセキュリティレベルを確保でき、かつWindowsの通常機能を利用できるようなポートがあらかじめ登録されており、インストール後すぐにパソコンを安全な状態にできる。
PingやTraceRouteといったTCP/IPネットワークの調査機能もある。また、Windowsのファイル共有機能で他のパソコンから利用されている共有ファイル/フォルダがある場合、どのファイルがどのユーザによって利用されているのかを表示する監視機能もある。
さらに、ブラウザ(Internet Explorer)のセキュリティ強化機能も搭載する。ActiveXやJava利用の有効化/無効化、Cookie/プロキシ利用の有無、UserAgent文字列の初期化を行えるほか、ブラウズ中に表示されるポップアップ広告をブロックする機能や、IEのキャッシュファイルの削除機能、履歴の削除機能なども搭載する。
そのほか、スタートメニューの「最近使ったファイル」をクリアする機能などもあり、広範囲にわたってセキュリティを強化できる。