デスクトップやウィンドウのイメージをキャプチャし、即座に印刷することのできるソフト。スケジューラによる自動キャプチャや、壁紙の自動チェンジャといった機能も備える。「EasyShot」は、タスクトレイ常駐型のスクリーンキャプチャソフト。キャプチャは、ホットキーで行えるほか、スケジュール設定で自動実行させることもできる。一般的なアプリケーションのようなウィンドウ(編集画面)や操作用のメニュー、ツールバーはない。キャプチャした画面イメージは、即座に印刷・保存される。
キャプチャ可能な対象は、「フルスクリーン」「アクティブウィンドウ」「アクティブクライアント」「矩形領域」の4種類。矩形領域の選択は、キャプチャしたい領域をマウスドラッグで指定し、【Enter】キーを押して確定する。領域選択時には、デスクトップを拡大表示することも可能。キャプチャを実行するためのホットキーは、【Print Screen】キーに【Shift】/【Ctrl】/【Alt】キーを組み合わせたコンビネーションがあらかじめ登録されており、ドロップダウンリストから選択できる。登録済みのコンビネーションのほかに、ユーザが自由な組み合わせを設定することも可能だ。
キャプチャ後の処理は「印刷する」「ファイルに保存する」「クリップボードにコピーする」の3種類。あらかじめ選択しておいた処理を即座に実行できるほか、キャプチャ後に選択用ダイアログを表示させ、そのつど処理を指定することも可能だ。印刷の場合は、余白や位置(左揃え/中央揃えなど)、用紙に合わせた伸縮設定、ヘッダやフッタに印刷する文字などを指定できる。ファイル保存では、保存先のフォルダや、保存後にそのファイルを開くためのアプリケーションを指定できる。ファイル保存形式はBMPに対応する。
「EasyShot」の持つさまざまな機能の中で、特にユニークなのがスケジュールキャプチャ機能。1分単位でインターバルを指定できるほか、期間(開始および終了の日時)や時刻も指定できる。キャプチャ可能な対象は、「フルスクリーン」「アクティブウィンドウ」「アクティブクライアント」から選べる。スクリーンセーバを無効にするオプションもある。
そのほか、キャプチャ全体に関する設定項目として、
- キャプチャにマウスポインタ(カーソル)を含める/含めない
- 色の反転や色数(32ビット〜モノクロ)の指定
- ホットキーを押してからキャプチャを実行するまでの遅延時間の指定
- 「EasyShot」起動(常駐開始)時にキャプチャを有効にするか
などがある。また、タスクトレイに常駐させたままで、キャプチャ機能のON/OFFを一時的に切り替えることもできる。壁紙チェンジャ機能は、リストに登録しておいた画像やHTMLファイルを自動的に切り替えるもの。インターバルは1分単位で指定できる。「EasyShot」終了時に、自動的に指定の壁紙に切り替えられるようになっている。