静止画に対して行ったスクロールやズームアップ/ダウンなどの操作を記録し、動画風に再生できる“ビジュアルエフェクト”ソフト。キーボードやマウスから直接行った操作が記録されるため、誰でも簡単に使える。音声ファイル(WAVデータ)を貼り付けて、サウンド入りのプレゼンテーションを作ることも可能。「遊画プレゼン」は、静止画を素材にして、動きのあるプレゼン用ファイルを作成できるユニークな画像ビューア。標準で、BMP形式の静止画ファイルを利用できるほか、Susie Plug-inに対応し、プラグインを導入すれば、数多くの形式のファイルを読み込める。読み込んだ画像はフルスクリーンで表示され、キーボードやマウスの操作で、スクロールやズームなどを行ってゆく。
実際に動きを記録するには、レコーディングモードに入って、表示されている画像を操作する。記録の一時停止や再開も、もちろん可能。データは、TASという独自形式のファイルで保存される。TASファイルはひとつの静止画像について、その動きを記録したものだが、さらに複数のTASファイルを組み合わせてプレゼンファイルを作成することもできる。複数のTASを組み合わせたSEQファイルでは、画像を切り替えながらのプレゼンやデモも可能となる。
音声を組み合わせることも可能。画像に音声を組み合わせる作業は「貼り当て」と呼ばれ、あらかじめ用意しておいたWAV形式のデータを「ステップ」(スクロールやズームの状態を経過時間とセットにして記録した単位)に対して割り当てることで、任意のタイミングで再生できるようになっている。実際の「貼り当て」作業は、あらかじめ記録しておいたTASファイルを再生しながら、任意の位置でコマンドを呼び出して行う。
再生は、1回のみの再生とループ(繰り返し)再生が可能で、それぞれ通常速度とスロー再生を選べる。そのほかにも、
- ループ再生時に最初と最後がきれいにつながるように自動的に調整
- SEQファイルでの開始・終了待ち時間や繰り返し回数の指定
- SEQファイル内でのジャンプや繰り返し指定
などの機能がある。