基本的な操作は、一般的なブロック崩しと変わらない。プレイヤーができるのは猫玉を弾くことだけなので、玉の進路を自由にコントロールすることはできないが、猫はじき棒を左右に移動させながら打つことで、弾き返す方向を変えることができる。垂直に落ちてくる猫玉を右に移動しながら弾けば、玉も右方向に飛んでいく。

【Space】キーを押すと、猫はじき棒が「ぽよん」と揺れるのがポイント。タイミングよく揺らして猫玉を弾くと、より強く、より加速させてボールを跳ね返すことができる。一般的なブロック崩しでは、ボールは壁面やブロックに跳ね返されるまで直線的に飛びつづけるが、壁破猫玉ではステージに重力が存在するため、猫玉はある程度飛び上がると、重力に引かれて落ちてきてしまう。ステージによっては、普通に弾いても届かない位置にブロックが用意されているので、「ぽよんぽよん」と揺らして、高く打ち上げる必要がある。

プレイを続けていると、猫玉が2個3個と、どんどん追加されていく。複数の猫玉を落とさずに弾きつづけ、ハイスコアを狙えるのもゲームの特徴といえる。一度に何個もブロックを壊す「コンボ」を成功させることでも、高い得点が手に入る。ただし、ステージごとに設定されている制限時間に注意する必要がある。ステージが進むと、何度もアタックしないと壊れない「固い」ブロックが増えてくる。ゆっくりと攻略していると、規定の制限時間を越えてしまい、猫玉を落としたのと同様、持ち玉の残数が減ってしまう。【Space】キーで猫玉を加速させて、テンポよくブロックを壊していこう。

ブロックが壊れる際の演出も絶妙だ。たとえば、一度で壊れない「ジャム入りクッキー」のブロックは、1度目のアタックでクッキー部分が崩れ、2度目のアタックでジャムが飛び散るといったグラフィックが用意されている。

ゲームのシステム自体は、オーソドックスなブロック崩しだが、ステージ内に重力があるので、「当たりそうで当たらない」ブロックが発生するのが面白い。かといって、むやみに猫玉を加速させるとコントロールが難しくなってしまうのでご注意。また、指定方向に弾き返してしまう矢印ブロックや、バウンドして当たった猫玉を加速させるタイヤなど、特徴のあるブロックがプレイをいっそう面白いものにしている。

猫玉をキープし続けていると、猫玉の残数が増えたり、ステージ内にエキストラの猫玉が落ちてくることもある。手持ちの猫玉が残りひとつになっても、あきらめずにプレイしよう。

お勧めのプレイスタイル
裸にバスローブを着て、片手にワイングラスを持ちながら。

その他
最終面で踊っている、きぐるみユニットのスクリーンセーバ「きぐるみっくすスクリーンセーバー」もあります。気が向いた時には、あわせてどうぞ。