Mac OS(8.1以降)上で、ディスクイメージ形式のファイルフォーマットを変換するユーティリティ。Mac OS標準の「DiskCopy」や「ShrinkWrap」などで作成されたディスクイメージファイルに対して、フォーマット(自己マウント形式/通常形式)の相互変換、ファイルの分割・結合などを行える。ディスクイメージファイルには、そのファイルを作成したユーティリティによって、OSにマウントする通常のディスクイメージ(img形式)と、ユーティリティを介さず、自分自身によるマウントが可能な形式(smi形式)がある。「DiskImage Converter」では、img形式/smi形式ファイルの相互変換を行える(「ShrinkWrap」の自己マウント形式を利用するには、「ShrinkWrap」(Ver.3.0以降)が必要)。
また、大容量ファイルが分割された「セグメント・ディスクイメージ」を統合して、ひとつのディスクイメージにしたり、逆にひとつのディスクイメージを分割し、セグメント・ディスクイメージファイルを作成したりすることも可能。分割方法は、ファイルの数(最大99個)または1ファイルのサイズ(256KB〜50MB)で任意に設定できる。
さらに、フォーマット変換後のディスクイメージをMacBinary(bin)形式やBinHex(hqx)形式のファイルに変換したり、StuffIt(sit)形式で圧縮(「DropStuff」が必要)したりすることも可能。インターネットでファイルを送受信するための「ディスクイメージ化、圧縮、エンコード」という一連のファイル変換操作を自動化することが可能で、スムーズに処理を行える。
基本操作は、メニューから「img→smi Converter」などの利用したい機能を選び、元ファイルをウィンドウ上にドラッグ&ドロップするだけ。これで、指定フォルダ内に変換ファイルが作成される。複数ファイルを対象にすることも可能で、まとめて数多くのファイルを処理できる。
環境設定では、バックアップの作成や元ファイルの削除、拡張子の保持などを設定できる。