よく閲覧する画像にすばやくアクセスできる「ブックマーク」や、ファイル名検索などの機能が充実した画像ビューア。BMP/JPEG/PNG/ICO/WMF/EMFの各画像形式に対応する。メイン画面は、機能別に左右2分割された構成。左側はフォルダリスト/ファイルリスト、右側はタブ切り替えが可能な5枚のパネルからなる。フォルダリスト/ファイルリストで画像ファイルを選択することで、独立した「縮小表示窓」(プレビューウィンドウ)で画像を閲覧できる仕組み。メイン画面への画像ファイルのドラッグ&ドロップでも、カレントフォルダが切り替わり、縮小表示窓に画像が表示される。
ファイルリスト/縮小表示窓でダブルクリックすると、フルスクリーン表示モードに切り替わる。フルスクリーンモード時でもマウス/キー操作により、前後の画像への移動や表示倍率の変更(拡大・縮小)を簡単に行うことが可能だ。また、設定により、
- 画像の自動切り替えとその時間
- 画面に対して画像をフィットさせる方法(全体/幅/高さ)
- 画像の補間表示方法(Bilinear/Bicubicなど)
- 2枚の画像を並べて表示する見開き表示とその表示方法
などをカスタマイズできる。メイン画面右側は、5枚のパネルを持つタブ切り替え式。「リスト表示」「ブックマーク」「検索」「サムネイル」「スライドショー」を切り替えて使える。「リスト表示」は、画面左側のフォルダリストで選択したフォルダ内のサブフォルダを一覧表示するもの。「リスト表示」内のサブフォルダを選択すると左側のフォルダリストもそれに応じて切り替わるため、サブフォルダを切り替えながらの画像閲覧に適している。フォルダ名の文字列検索機能があり、ヒットしたフォルダのみを抽出表示させることが可能だ。
「ブックマーク」は、よく閲覧する画像のセットを作成しておき、すぐに呼び出せるようにするもの。ひとつのブックマークに複数の画像を登録できるので、画像をテーマ別などで分類したい場合に適している。同じブックマークに登録する画像が、別のフォルダに存在していてもかまわない。
「検索」は、検索対象となるパス(フォルダ)をあらかじめ登録しておき、ファイル名やフォルダ名を対象に検索を行える機能。
「サムネイル」は、画面左側のフォルダリストで選択したフォルダ内の画像をサムネイル表示するもので、サムネイルのサイズは最小48×48から最大256×256まで14段階から選択できる。
「スライドショー」は、あらかじめ登録したリストにもとづいてスライドショウを実行するもので、再生回数や1画像あたりの表示時間を指定できるほか、登録順/ランダムの再生表示の切り替えが可能だ。
マウス操作による動作やキー割り当ては、カスタマイズすることが可能。別途、アーカイブ用DLLをインストールすることで、アーカイブファイル内の画像も展開せずに閲覧できるようになる。LHA/ZIP/RAR/GCA/CABの各アーカイブ形式に対応する。