英単語のスペリングとヒアリングの練習、ドリル、テストなどを通して、初級レベルの英語とタッチタイピングを身につけられる“マルチメディア”英語学習ソフト。「ByeByeカタカナ英語」で用意された練習メニューは、
- 英単語をキーボード画面を見ながら入力する「Typing(タイピング)」
- イラストと音声で出題される英単語を入力する「Drill(ドリル)」
の2種類。さらに、練習の成果を試せる「Test(テスト)」、テスト結果を確認できる「Review」もある。「タイピング」は、文字と音声で出題される英単語を、キーボードで入力する練習。使う指ごとに色分けされたキーボードが表示されるのに加え、1文字ごとにイラストと音声でガイドしてくれるため、英語やキーボードになじみのない初心者でもとっつきやすい。
「ドリル」は、文字と音声で出題される英単語を、制限時間内に入力する練習。ヒントやガイドはなく、時間切れになるとアウトになってしまう。ミスタイプするとブザーがなり、1問クリアすると「Good!」とほめてくれる。読み上げスピードを調整する(制限時間に連動)ことができる。
学習内容は、計46ページの構成。アルファベット小文字(1ページめ)、アルファベット小文字/大文字(2ページめ)の基礎練習に続き、3ページめからは、英単語が1ページ5個単位で44ページ分用意されている。「bus/car/bicycle/ship/airplane」(乗り物)、「cap/glasses/hat/tie/watch」(装身具)のように、同じジャンルに含まれる単語が同一ページ内で出題される。(1)ページごとにタイピングとドリルで練習を行って、(2)テストに挑戦し、(3)クリアする、という学習手順が基本で、はじめて英語を学ぶ人でも無理なく、基礎からステップアップしてゆける。
テストの成績は、ページ/単語ごとに「出題回数と正答回数」が記録され、「Review」画面でいつでも確認できる。「習得した」と承認された単語数は、メイン画面上に「Your Vocabulary × Words」として表示される。
「ByeByeカタカナ英語」は、Mac OSのスピーチ機能を利用しており、出題やガイドの音声は、システム環境設定の「スピーチ」で、男・女、年齢、地域による発音特性など、複数の選択肢から選べる。
「タイピング」の応用編として、中級以上のレベルに対応した「タイピング2」という練習メニューも用意されている。これは、150語程度の英文「ジャックとマメの木」を入力する練習。入力にかかった時間と語数、速度(語/分)が記録され、「Review(レビュー)」画面で確認できる。添付されている問題文は一つだけだが、半角文字の英文(100語以内)を読み込んで、問題として用いることも可能だ。そのほか、未知の単語のスペルを入力すると、正しく英語で発音してくれる「Pronunciation Check」機能を備えている。