AVI/MPEG/WMVなどの動画ファイルから、一般的なDVDプレイヤーで再生可能な動画メディアを作成できる動画ディスク作成ソフト。ホロンおよび独・G-DATA社が開発した高画質動画フォーマット「HyperVideo」を利用できるのが特徴。「DaViDeo HyperVideo」で作成できる動画ディスクは、Video CD、DVD-Video、HyperVideo CDの3種類。Video CDとDVD-Videoは、一般的に利用されるフォーマットで、CD-R/RWやDVD-R/RWメディア1枚に1〜2時間程度の動画を記録できる。もちろんこれらのメディアは、一般的なDVDプレイヤーやVideo CDプレイヤーで再生することが可能だ。
残るHyperVideo CD(HVCD)は、「DaViDeo HyperVideo」ではじめて搭載されたフォーマット。CD-R/RW(700MB)1枚あたり、最大約4時間もの動画を記録できることが特徴だ。HVCDもまた、一般的なDVDプレイヤー(Video CDを再生可能なもの)で再生できる。
ユーザインタフェースには、ウィザード方式が採用されており、操作は非常に簡単。最初にメディアに書き込む動画ファイルを選択し、作成するメディアフォーマットを選べば、あとはメディアの作成まで自動的に行える。ソースとなる動画は単一の動画ファイルのほか、複数を指定することも可能。選択した複数の動画ファイルを一つに結合できる(ただし、すべての動画で画面サイズが一致していることが必要)。ソースとして使用できる動画フォーマットはAVI、MPEG-1/2、WMV、DivX。
簡易編集機能も備えている。例えば、画面の一部だけを抜き出す「トリミング」や、動画の中から必要な部分だけを抜き出したり、CMをカットしたりする「カット編集」はすべてのフォーマットで利用できる。DVD-Videoを作成する場合は、チャプターポイントを設定することも可能。チャプターポイントは、手動で設定できるほか、シーン切り替えの検出により、自動的に設定することも可能だ。
エンコード時のコーデックの選択や、ビットレートの選択といった各種設定は、ソースとなる動画の長さやフォーマットから自動的に決定される。音声のビットレートに関しては、ユーザが設定を変更することもできるようになっている。