マウス操作やキーボードからのタイプ入力を記録・再生する自動化ソフト。操作記録は、テキスト形式のスクリプトファイルとして保存することが可能。ユーザがスクリプトを編集することもでき、配列や関数などを使ったり、条件判断や繰り返し処理などの制御構造を記述したりして、複雑な自動化処理を実現できる。「UWSC」の本体は、非常にコンパクトなツールバー形式。タスクトレイに常駐させておくこともできる。基本的な使い方は、ツールバーの記録ボタンを押してマウス操作やキー入力を記録を開始し、停止ボタンを押して記録を終了するというもの。キー入力によるメニュー操作や漢字変換中の操作などまで逐一記録される。再生を実行すると、記録した操作をそのまま再現してくれる。設定により、マウス操作中にポインタを動かしすぎてしまうようなムダな動作や待ち時間を省いて記録したり、マウスポインタの位置を相対座標で記録したりもできる。操作記録をスクリプトファイルに保存しておくことで、特定の操作を呼び出して再現させることが可能だ。
記録・停止・再生の操作はホットキーからも行える。タスクトレイに常駐している間はツールバーが表示されないので、基本的にはホットキーから操作する(記録を開始すると「停止」ボタンが表示される)。
ユーザがスクリプトを編集することも可能。スクリプトでは、IF文やFor Next文などの制御文を使えるほか、ウィンドウから情報を取得したり、ファイルを開いたり、文字列コピーを行ったりといった豊富な関数を利用できる。
スケジューラ機能があり、タイマ設定に基づいて自動実行させることもできる。タイマは、日時を指定しての1回限りの実行や、曜日や時間を指定した定期実行、最短1分ごと〜最長12時間ごとまでのインターバル実行、「UWSC」起動時の実行などから選んで設定できるほか、式による判断や指定のウィンドウが現れたときだけ起動させるといったことができる。
そのほかにも、最大100個までのスクリプトの登録ならびにホットキーの割り当てを行えるランチャ機能がある。