独自のファイル検索や圧縮・展開(解凍)、カレンダー、ランチャなど、多彩な機能が盛り込まれたファイル管理ソフト。エクスプローラ風のインタフェースで使いやすい。「FileWalker」は、フォルダツリーをはじめとしたインタフェースや操作方法などでエクスプローラに準じながらも、日常的によく利用する機能を追加することで利便性を上げたWindows 2000/XP専用のファイル管理ソフト。フォルダツリーにはローカルマシンのすべてのドライブに加え、「デスクトップ」「マイドキュメント」といった特別なフォルダ、割り当て済みのネットワークドライブなどが表示される。フォルダツリーに表示されるドライブは、ツールバーでもアイコン表示される。ファイル一覧での表示モードは「大きいアイコン」「小さいアイコン」「一覧」「詳細」の4種類から選択することが可能。
独自のファイル検索機能は、該当する文字列を含むファイルやフォルダ名を一覧表示し、そこから移動やコピーを行うことができるもの。圧縮・展開機能は、統合アーカイバプロジェクト仕様のDLLファイルを使用するもので、LZH/ZIP/7-ZIPの3種類の形式に対応する。ファイルの暗号化・復号化といった機能も備えている。
メイン画面右側には月間カレンダー、下側にはランチャを表示させることが可能。カレンダーは、メイン画面のサイズに応じて表示月数が変化する。ランチャへのアイテムの登録は、ファイル一覧からドラッグ&ドロップで行える。アプリケーションをランチャに登録した場合は、コンテキスト(右クリック)メニューの「アプリケーションから開く」にも自動的に登録される。
ドラッグ&ドロップ時の動作には、「標準ドラッグモード」「OLEドラッグモード」の2種類があり、使い分けられる。標準ドラッグモードは、「FileWalker」内および他のアプリケーションから「FileWalker」へのドラッグ&ドロップが可能なのに対し、OLEドラッグモードでは、他のアプリケーションへのドラッグ&ドロップも可能になる。
そのほかにも、内蔵画像ビューアや、コントロールパネルを開いたりWindowsを終了させたりするコマンドなどを備える。画像ビューアでは、BMP/JPEG/ICO/WMF/EMFの各画像形式のファイルを表示することが可能。BMP形式のファイルに対しては、モノクロ化/エンボス化の処理を行える。