多彩なオプションを備え、きめ細かなバックアップを行えるソフト。実際にバックアップを実行する前のテストモードや、複数のバックアップを逐次実行するバッチ処理といった機能などもある。「BackupF2F」は、コピー元/コピー先フォルダを指定し、指定フォルダ以下のサブフォルダも含めたバックアップを行えるソフト。フォルダ指定はドラッグ&ドロップで簡単に行える。利用できる処理モードは「上書き」「同期」の2種類。上書きモードでは、コピー先にないファイル/フォルダをコピーするほか、コピー元/先に同名ファイルが存在した場合でも上書きでコピーする。同期モードでは、コピー元に存在しないファイル/フォルダをコピー先から削除したのち、コピー元の新しいファイル/フォルダをコピーし、コピー元/先を同じ状態に保つ。
実際に上書き、同期を実行する前に、どのような処理内容になるのかをテストモードで確認することも可能。どのファイルがコピー/削除されるかが事前にわかるため、誤操作を防ぐことができる。
大きな特徴は、オプション設定が多彩なこと。
- フォルダの削除確認
- 同時刻でサイズが異なる場合の上書き確認
- 遅延書き込み優先
- コピー対象・除外
- 経過表示設定
など、計13種類のオプションが用意されている。ファイル照合時刻の誤差は1秒単位で指定することが可能だ。コピー対象・除外は、ワイルドカードを利用して指定できるほか、サブフォルダ単位でも指定できる。経過表示は、コピー/同期実行中に、どのファイル/フォルダがどのような処理を行われているかを表示する機能。照合中のフォルダとファイル名を表示する「最大」から、コピー/削除の経過を表示しない「最小」まで4段階から選択できる。バッチ処理は、コピー元/先のファイル/フォルダ、処理モードを指定してバッチファイルを作成し、複数の処理をまとめて行える機能。コメントの入力が可能で、どのような目的で、どのフォルダをどこにバックアップしたかをメモしておける。作成したバッチファイルは独自形式ファイル(*.bff)で保存される。バッチファイルをWindowsのタスクで実行すれば、定期的なバックアップ/同期が可能だ。