ゲームのヒロイン・雨宮鈴音（あまみやすずね）は、16歳の高校2年生。同じ学校の坂口慧（さかぐちさとし）先輩に恋する乙女だ。ある日、彼女は自宅の倉で古ぼけた1冊の本とピンク色の傘、そして透明のクリスタルを見つける。本によれば、色の違う7個のクリスタルをすべて集めると、どのような願い事でも一つだけかなうという。ピンク色の傘は、持って気合いを込めると変身して、身体能力が大幅にアップする上、魔法まで使えるようになる。「先輩とラブラブになるためにはやるっきゃない！」と、鈴音は「怪盗レイン」となり、残りのクリスタルを獲得する決意をした……という設定。

ステージ数は全部で5（＋ボーナスステージ）。ステージごとに舞台ががらりと変わり、要求されるアクションの内容も変化する。ステージ内での目的は、レインを捕まえようと迫ってくる警官たちを撃退しながら、制限時間内にステージを駆け抜け、最後に待ち受けるボスキャラ（刑事など）をやっつけること。レインが使える攻撃は、傘を使っての通常攻撃と、アイテムの宝石を手に入れることで使えるようになる魔法攻撃の2種類。魔法攻撃は、炎を爆発させる「バーストフレア」、ツララで敵を攻撃する「アイススマッシャー」、一定時間敵の攻撃を防ぐことのできる「トゥインクルバリア」など、5種類がある。敵の攻撃を避けたり、ビルとビルの間を飛び移るのに使用するジャンプ、2段ジャンプもゲームでは重要なアクションとなる。

ゲームの難易度としては、かなり簡単な部類に入る。「いままでアクションゲームの類は一度もやったことがない」という初心者でも、すぐにゲームに馴染むことができるのではないだろうか。といって決して初心者専用のゲームというわけではない。難易度こそ低いものの、ゲームそのものは非常にしっかりと作られているし、ストーリーやオチも用意されているので、美少女が活躍するアニメやゲームが好きな人ならば十分に楽しめるはずだ。

開発中に苦労した点
何といっても、グラフィックの面で一番苦労しました。3人のメンバーの中で絵を描ける者が誰もいなくて、絵の練習からスタートしました。2ヵ月という短い期間の中で、企画からスタートしてゲームの調整まで、すべてを詰め込んで作業していくのが辛かったです。常に作業をしていなければ、終わりそうにもなかったので……。

ユーザにお勧めする使い方
「怪盗レイン」は、ライトユーザ向けに調整してあります。「アクションゲームなんてあまりしたことがない」という方でも、すぐに操作に馴染めると思います。とにかく走りながら、攻撃、攻撃、攻撃……、とひたすら敵をなぎ倒していってください。残りライフなんか考えなくても大丈夫です。

今後のバージョンアップ予定
現在、バージョンアップ中です。バグの修正と、ハードモードを付けているところです。通常のモードが結構簡単なので、クリアして物足りない人向けのハードモードです。今月か来月にはアップする予定です！