独自の「アクティブタイムバトルシステム」を採用し、敵の「隙」を突いて攻撃する戦術性の高いRPG。主人公の「アスター」は、天変地異などを制御して人を陰で支える「神の一族」の末息子。しかし、自滅の道を歩む人間を見かねた姉は、人間の完全な支配を企み、対立した父や兄を倒してしまう。アスターは、世界の支配に必要な「3つのクリスタル」のひとつを持って逃走するが、姉の攻撃を受けて地上に落ち、なぜか女子高生の姿に変身していることに気づく……。アスターは出会った仲間とともに、姉の手下の悪魔を倒し、自分の身体を探し出して、姉の野望を阻止していく。
ゲームの大きな特徴は、リアルタイム性のある「アクティブタイムバトルシステム」という戦闘システム。敵味方のそれぞれにタイムゲージが設定され、ゲージが80以上になると攻撃コマンドを選択できるようになる。攻撃側がタイムゲージを消費するだけでなく、攻撃を受けた側もタイムゲージが減少するため、先制すれば相手の攻撃を封じることができる。相手の攻撃コマンドから実際の行動までの「隙」に攻撃をした場合、相手の攻撃コマンドをキャンセルすることも可能だ。
タイムゲージは防御力とも関連しており、相手のタイムゲージが低いほど、こちらの攻撃力が増し、大きなダメージを与えられる。攻撃コマンドは通常攻撃のほか、「隙」が少なく、相手を牽制する「足払い」や、遠くの敵でもすばやく攻撃できる「手裏剣」などがあり、敵のタイムゲージを見ながら選択できる。
タイムゲージの高い敵に対して通常攻撃を仕掛けると、ミスをすることも多いが、各キャラにはミスにならない「必殺技」が用意されている。必殺技には、ランダム表示される方向キーを指定時間内に入力する「フェイント」や、一瞬のタイミングで【Enter】キーを押す「一刀両断」などがあり、プレイヤーにはすばやい判断が要求される。
フィールド上で敵と接触すると戦闘となるが、このときの接触方法でバトル開始時のタイムゲージが大きく異なる。敵の横や後ろから接触すれば、敵のゲージが低く先制しやすくなるが、逆に、敵に横や後ろから接触されると、味方のゲージが低くスタートして不利になる。
プレイ中には、難易度を選択して変更することが可能。別アーカイブで配布されている「ボイスパック」「動画パック」を追加して、オープニングの動画や主題歌などを楽しむこともできる。