起動するとタスクトレイに常駐。「Kazuasa's HardCopy」常駐時に【PrintScreen】キーを押すことで、ただちにデスクトップ画面全体を印刷できる。【PrintScreen】＋【Alt】キーでアクティブウィンドウのみを印刷することも可能。これらのキーに、さらに【Shift】キーを組み合わせることで、画面全体またはアクティブウィンドウの画像をBMP形式のファイルで保存できる。確認ダイアログなどは表示せず、ホットキーを押すだけでキャプチャ画像を連続保存できる。

設定では、ホットキーの変更をはじめ、さまざまなカスタマイズを行える。ホットキーは【PrintScreen】のほか、ノートパソコン用に【F12】を選択することが可能。BMP保存を優先し、【Shift】キーを押すことなく、【PrintScreen】だけでファイル保存を行うようにすることもできる。ファイル保存では、保存先フォルダのパスや連番ファイル名の形式を指定することが可能。さらにファイル保存する際に、色を減色（256/16/2色）したり、保存時や印刷時に色を反転させたりといったことも可能だ。

印刷関連機能では、用紙の方向や品質、余白のサイズ、印刷倍率などをあらかじめ設定しておける。既存のBMPファイルを印刷することも可能で、専用のウィンドウ（BMP印刷ウィンドウ）で複数のファイルを選択して、連続印刷できるようになっている。

コマンドライン起動も可能で、デスクトップにあらかじめショートカットを作成しておき、そこにパラメータを設定しておけば、常駐することなくワンショットのキャプチャを実行し、そのまま直ちに終了してくれるというのも便利だ。最小限の操作で画面のキャプチャ処理が行えるよう、よく考えられている。BMP印刷機能も使いやすい。大量のBMPファイルを連続印刷するのに非常に便利。この機能だけ独立させて専用ツールとしてもよいほどだと思う。

ジョーク機能として、あらかじめ保存しておいたダミー画面をタスクトレイアイコンのダブルクリックで即座に画面に表示する「緊急画面記憶」機能も楽しい。他人に見られたくない作業をしているときに使ってみればよいだろう。

開発中に苦労した点
開発用ソフトを使いはじめたころは、苦労とは感じずに楽しく作ってました。いまもソフトを修正しているときは楽しいですね。

ユーザにお勧めする使い方
スタートアップに登録し、常に常駐させておくとよいです。私の場合は、仕事でわからないことがあると、画面を印刷して相談するようにしています。手軽でよいです。

今後のバージョンアップ予定
改善のご要望などがあれば、ホームページの掲示板に記載してもらえれば検討します。自分的には納得のいくソフトですが、ユーザさんによって使い方が違いますからね。いまは、ユーザさんからアイデアをいただいています。（爆