収録されている単語は、英検4級レベル400語、3級レベル700語、準2級レベル1,400語、2級レベル3,300語の計5,800語。中学生程度の英検4級レベルから開始できるため、TOEICにはじめて挑戦する人や英語の基礎能力が低い人でも、着実にレベルアップしてゆける。動詞には前置詞“to”、名詞には冠詞“the”、単位を表す名詞には“one”が付加された形で発音されるため、なるべく自然な会話に近い発音を聞き取る練習ができる。

練習モードは計6種類。

• 綴り字を確認しながら発音を聴く「Listning」
• 画面に出題される英単語と日本語訳を確認しながら、実際にキー入力する「Typing」
• 日本語訳だけを見て入力する「JE Drill（日英翻訳）」
• 発音だけを聞いて入力する「聞き取り（Dictation）」

テストモードでは、日英翻訳、聞き取り、英日翻訳の3種類が用意されている。いずれも1問あたり10秒以内に解答する必要がある制限時間付き。解答は英日翻訳が4択形式、そのほかはキー入力で行う。結果画面では、テスト種類別の正答数や、単語ごとの出題回数/正答回数を確認できる。さらに、単語別に合格/不合格が判定され、合格単語数がユーザの「単語力」として認定される。

テストでは、出題する問題数を設定できるほか、出題方法として「正答していない単語のみをリスト順に出題」「正答した問題をランダムに出題」「各レベルの全単語をリスト順に出題」のいずれかを選択できる。また、「スポーツ」「家族」「生き物」など、ジャンル別の問題でテストを行うことも可能。ジャンル別の場合は、レベルを問わずに問題が出される。

テストモードにおける「成績」は、単語別、テスト別に「出題回数・正答回数」といった解答の履歴がすべて保存されるため、自分の弱点だけを学習したり、すでに習得した単語を再確認するなど、目的に応じたテストによって効果的に実力をアップしていくことができる。しかも、テストモードでの出題方法を、「正答回数が◎回/◎回以下の単語だけ」や「日英テスト/英日テスト/聴き取りテストの成績を基準」など、より細かく設定することが可能。テストの回数を重ねるにつれて、次第に自分の単語力の強弱ポイントや誤答の傾向が明確になり、目標がはっきりしてくるはずだ。

最大、5人までのユーザを登録することが可能で、各々が自分のレベルで学習することができる。名前（英文字）を登録すると、起動時に名前を呼んで「あいさつ」してくれたるのもフレンドリーでよい。

最も苦労した点は、英日テストの4択問題です。出題の度に同じ問題にならないようすることなど、使用者が違和感をもたないようにすることは、思っていた以上に困難なことでした。

今後は、人気のある小説に出てくる単語をページ別に整理したものなどを、ジャンル別単語リストに追加できればと計画しています。