実物の金庫を模したデザインが印象的なファイル暗号化ソフト。わかりやすいインタフェースで、はじめてでも簡単に使える。「デジタル金庫」はその名の通り、大切なファイルを金庫にしまうような感覚で使えるファイル暗号化・保管ソフトだ。起動後に表示される扉の閉まった金庫の画面、金庫を開く際にパスワード入力を求められるタッチボタン画面など、実際の金庫に似せたインタフェースを採用し、直感的に操作できるのが特徴だ。
初回起動時に「デジタル金庫」を開くためのパスワード設定が求められる。パスワードには4桁の英数字または記号を使用できる。英数字は大文字/小文字を判別する。金庫を開く際は、設定したパスワードをキーボードから入力する必要があるが、0〜9、A-Dの入力はタッチボタン画面のボタンクリックでも行える。
ファイルの暗号化・保管の操作は簡単で、金庫を開けて表示される画面に、エクスプローラなどからファイルをドラッグ&ドロップし、「施錠」をクリックして実行するだけでよい。複数のファイルをまとめて金庫に追加できる。ファイルは「デジタル金庫」フォルダのサブフォルダ(¥Safeフォルダ)内に移動し、暗号化される。金庫内に暗号化ファイルが存在する場合は、金庫画面横にファイルステータス画面が表示され、ファイルの元の保存場所のフルパスやファイルサイズ、ファイルが金庫に追加された日付、金庫内にあるファイル数などを確認できるようになっている。
ファイルの複合化と元の場所への移動も、複合化したいファイルを選択し、「取り出し」をクリックするだけと簡単だ。
設定では「60秒経過したら扉を閉める」「取り出し完了後、ディレクトリを開く」などを選択できる。ファイルステータス画面を表示しないようにすることも可能。また、スキンに対応しており、外観を変えることもできる。