ソフトを開発しようと思った動機、背景
自分で撮影した写真を取り込んで、一つひとつ開くのは面倒なので、スライドショウ表示してみたのですが、既存のソフトでは設定など前準備が煩雑です。また、毎回同じ順序で表示されるのでは退屈なので、ランダム表示が可能で、操作が簡単な単機能のスライドショウソフトを作ることにしました。開発中に苦労した点
機能的には難しいことはないのですが、表示を少しずつ暗くするのに処理時間がかかってしまい、速度の改善には手間がかかりました。それから、モニタ一杯に表示を広げるので、大きなモニタで使用すると、非常にメモリを消費します。読み込む画像ファイルの個数やサイズも予想できないので、どのような状況でもトラブルを起こさないように対応を強化したのですが、これもかなり大変でした。ユーザにお勧めする使い方
単機能なので、スクリーンセーバのようにMacを使用していないときに起動しておくという使い方以外はなさそうですが、親バカ全開の人なら子どもの写真とか、各自で自分の気に入った写真を表示させてみてください。ユーザの方から「公開の場所で写真を展示するために使用したい」との提案があって、Ver.1.5.0では不用意な操作を受け付けない機能を追加しました。最初は想定していなかったのですが、こういった使い方も可能ですね。
今後のバージョンアップ予定
簡単操作が基本なので、操作を煩雑にするような機能追加はしないつもりです。先日公開した1.5.0の作成中に思いついた細かな改善を取り入れた次のバージョン1.5.1を作っています。内部的な変更がほとんどなのですが、かなり近いうちに公開できると思います。
開発に使用しているMacが古くてMac OS Xが使えないので、Mac OS X版の公開は当面予定がありません。Macを買い換えることができたら対応するつもりです。
名前の由来
「貼り雑ぜ」は“はりまぜ”と読むのですが、最近は読めない人もいるようですね。本来は、屏風などに複数の絵や書を混ぜて貼ったもののことです。
(竹内 喜代志)